台湾メディア・今日新聞は4日、新型コロナウイルスの感染が広がり、マスクの供給が不足している日本で、下着メーカーが開発した「ブラマスク」が注目を集めていると報じた。

 記事は、新型ウイルスが世界的に流行し、日本、韓国、シンガポールといったアジア諸国でも多くの感染者が確認されており、感染拡大抑止に有効とされるマスクの供給が追い付かない状況になっていると紹介。そんななか、日本の老舗下着企業がブラジャーのデザインを施したマスクの生産を開始し、2000枚を地元の市役所に届けたと伝えた。

 そして、実際に女性がセクシーさと美しさを備えた「ブラマスク」を着用してみると、街行く人が注目し、男性からも「ジョークのようなことを真剣にやって本当に作ってしまう。メーカーの行動力は素晴らしい」といった評価が出ていると紹介した。

 また、ネット上では「マスクを着用するにも美しさが必要」、「とてもきれい。こういうアイデアが浮かぶところが実に日本らしい」、「創意あふれる素晴らしいマスク」、「実際に買って試してみたい」、「本当にブラジャーみたい」といった感想が寄せられていることを併せて伝えている。

 不織布の使い捨てマスクが手に入りにくくなったことで、昨今では布マスクを自分で作ったり、手作りマスクが販売されたりするケースが増えている。街でも様々な柄のマスクをした市民を見かけるようになった。布マスクは洗濯をすれば何度でも使えるという利点もある。手軽な不織布マスクの普及によってほぼ姿を消していた布マスクの良さが、見直されるきっかけになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

いかにも日本らしい・・・下着メーカーが開発した「ブラマスク」が注目される=台湾メディア