マンチェスター・シティイングランド代表DFカイル・ウォーカーがクラブから処分を下されることとなるようだ。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)は、5日時点でイギリス感染者は4万7000人を超え、死者も5万人に到達する状況。イギリス政府は感染拡大を防止するため、外出禁止やソーシャルディスタンシング(他者と物理的距離を保つこと)に関する措置を取っている。

各クラブは、これを受けてチームでのトレーニングを自粛し、ビデオでのトレーニングを実施するなどしている中、ウォーカーは友人が呼んだ2人の売春婦とともに、3月31日夜に自宅で3時間にわたる“セックスパーティ"に興じていたとイギリス『サン』に報じられていた。

ウォーカーの軽率な行動に対し、マンチェスター・シティが声明を発表。内部処分を下すことになるとイギリスBBC』が伝えた。
マンチェスター・シティFCは、カイル・ウォーカーの私生活に関するイギリスの封鎖違反と社会的距離のルールに関するタブロイド紙の記事を確認しています」

サッカー選手はグローバルなロールモデルであり、我々のスタッフと選手は可能な限り新型コロナウイルスと戦うNHS(国民保健サービス)と他の主要な労働者の信じられないほどの努力をサポートするために取り組んできました」

「この問題におけるカイルの行動は、これらの努力に直接的に反発しました」

「申し立てを聞いて失望し、カイルの迅速な声明と謝罪に留意し、近く内部懲戒処分を実施する予定です」

また、ウォーカー自身も今回の報道を受けて謝罪を行い、自身の行動が軽率であったことを認めた。

「先週私がタブロイド紙での私生活についての話題をもたらせた行動について、公に謝罪したいと思います」

「私はプロのフットボール選手としての立場が模範となる責任を負うことを理解しています。そのため、家族、友人、サッカークラブ、サポーター、そして一般の人々を失望させたことをお詫び申し上げます」

「今の所、社会に重要な変化をもたらしているヒーローがいます。わたしは、過去1週間にわたって、彼らの驚くべき犠牲と救命活動を支援し、知れ渡ることに力を尽くしてきました」

「この問題での私の行動は、封鎖に関して私がしていたはずのことと正反対のことです。そして、繰り返しメッセージを送ります。家にいて、安全にしてください」

ウォーカーはプレミアリーグで2人目の外出禁止を破った選手に。アストン・ビラのジャック・グリーリッシュは、先日自動車事故を起こし、外出禁止令を破ったため、クラブから処分が下されていた。

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