サンパウロに所属するFWアレシャンドレ・パトが、古巣であるミランについてコメントした。イタリア紙『フットボールイタリア』が伝えている。

 インテルナシオナルの下部組織からトップチームに昇格しプロデビューしたパトは、2007年にミランに加入。2013年1月にコリンチャンスに移籍するまで、負傷に苦しみながらも好パフォーマンスを見せた。

 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた同選手は今回、古巣であるミランに言及。復帰欲を語ると共に、クラブの将来についてもコメントした。

「ヨーロッパには戻りたいと思っているよ。それがミランだったらなお良いね。コパ・リベルタドーレスに勝ってまた戻りたい。何年もの間、ミランがあのような危機的状態にあるのを見て悲しかったよ。しかし、クラブは再出発の門出に立っており、ファンは自信を持たなければならない」

ミランチーフフットボール・オフィサー(CFO)を務めていたズボニミール・ボバン氏が最高経営責任者(CEO)のイヴァン・ガジディス氏らと対立したことからクラブを退団。テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏も対立していると報じられている。同選手は、マルディーニ氏と今冬加入した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチの残留が復権へのカギとなると考えているようだ。

「クラブはマルディーニに仕事をさせなければならない。彼はこのクラブの意味を知っており、彼がいればトップに返り咲くことができるだろう。加えてミランは、イブラヒモヴィッチのキープに集中しなければならない」

古巣についてコメントしたパト [写真]=Getty Images