インテルの元スペイン代表MFボルハ・バレロが、セリエAの決定に苦言を呈した。スペイン『アス』が報じた。

世界中で蔓延している新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、世界中のサッカー活動がストップセリエAも例外ではなく、無期限でシーズンが延期となっている。

イタリアは、ヨーロッパでは最も被害を受けている状況。徐々に感染拡大は鈍化しているものの、これまで死者は1万5887人にのぼっている。

インテルは現在チーム活動を停止しており、選手たちは自宅待機となっているが、ボルハ・バレロは「僕は元気だよ。幸運にも家族全員が家にいる。自分独りだったらもっと複雑だっただろう」と家族と過ごせていることで、精神的には落ち着いていることを明かした。

また、「僕たちはみんな、インテルから送られてきたトレーニングプログラムに従っている」と語り、自宅でトレーニングに励んでいることも明かしている。

一方で、シーズンが途中で終わるのかどうかという議論がなされているが、ボルハ・バレロは「シーズンが完了することを願っているよ」とコメント。その理由については、「実際、それは健康面など最も重要な問題が解決されていることを意味するからね」と語り、世界的に終息に向かっていることを示す意味でもシーズンを全うしたい考えを持っていると語った。

しかしながら、セリエAの対応には怒りをあらわにしている。

セリエAで最後に行われた試合は、ユベントスvsインテル無観客試合。結果として、ユベントスイタリア代表DFダニエレ・ルガーニが感染しており、その後にフランス代表MFブレーズ・マテュイディ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラも感染が確認されていた。

ボルハ・バレロは「決定は遅すぎた。全てを止めるために、選手を感染させる必要があったんだ。リーグ戦はもっと早く中止されるべきだった」と語り、選手から感染者を出すことで、リーグ戦を止める意図があったと邪推。不快感をあらわにしている。

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