LINEが4月7日に発表した利用動向に関するレポートによると、3月から全国一斉休校や外出自粛、リモートワークなどの影響を受けて、LINEを使ったユーザーのコミュニケーションが大きく変わった。グループトークやビデオ通話などの利用が急増。中でも10代のスタンプ送信数は前月比65%増、ビデオ通話は同80%増となった。

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 19年3月に6300万だったLINE NEWSの月間アクティブユーザー数(MAU)は、20年3月に過去最高の7100万を記録した。3月の月間PVも過去最高の140億PVだった。新型コロナウイルスに関する最新状況をLINE NEWSでチェックして、トークでシェアする動きが全世代で増加。休校要請の発表があった2月27日は前日比1.5倍のシェアがあったという。

 また、外出自粛要請が各地で出た3月末の週末(3月27~29日)は、すべての年代でLINE NEWSの利用が急増した。

 新型コロナの危機意識の高まりとともに、3月のLINEグループトーク(テキスト・スタンプ・画像総送信数)は前月比で29%増加した。グループ通話の利用回数も全世代で利用が増加した結果、前月比で62%増加した。

 実際に臨時休校の措置が取られると、10代を中心にスタンプ送信数が急増。3月は全体で前月比21%増(37億9900万個)だったのに対して、10代は65%増(12億5200万個)だった。ビデオ通話利用回数も10代の利用が前月比80%増の1140万回となった。

 新型コロナに関する最新情報をチェックする動きと、休校で平日の空いた時間が増えたことによる10代のLINEの接触回数が増えていることを示している。

休校措置と外出自粛で10代の利用が増えているLINE