オーティコン補聴器は、スマートフォンやタブレット端末などを利用した「Oticon RemoteCare(オーティコン・リモートケア)」サービスを4月6日から提供している。

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 Oticon RemoteCareは、補聴器ユーザーが自宅など好きな場所から、インターネット経由で販売店のPCと接続し、ビデオチャットを通じてカウンセリングと補聴器の調整を受けられるサービス。

 当初は、家が店舗から遠いユーザーや、移動が困難なユーザー向けに、2020年後半の提供を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、店舗への来訪に不安を抱える補聴器ユーザーが多いこと、対面での接客が難しい販売店が急増している現状を鑑みて、サービス提供開始時期を前倒しした。

 ユーザーは、専用アプリを通じてビデオチャットとテキストを用いて、店舗の専門家によるカウンセリング、および遠隔の調整を受けることが可能で、ユーザーと販売店間のやり取りは匿名化された上で、クラウド経由で行われるため、個人情報などが第三者の手に渡ってしまうことはない。

 利用対象は、オーティコン補聴器の製品のうち、2.4GHz通信機能を備えた「オープンS」「オープン」「シヤ」「ルビー」「エクシード」「オープンプレイ」「エクシードプレイ」いずれかのユーザー。対応OSは、iOS 12以降、Android 8.0以降。アプリ価格、サービス利用価格ともに無料。

「Oticon RemoteCare」提供開始