日本の国土面積は、世界的に見れば61番目と決して大きな国ではないが、かといって小さな国の部類に入るわけでもない。しかし、中国人からすると日本は「小さい国」というイメージが強いようだ。中国メディアの今日頭条は4日、「日本はなぜ小さな国だと言われているのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の国土面積は約960万平方キロメートルで、南北は5500キロ、東西に5200キロの広さがあるので、わずか約38万平方キロメートルしかない国が小さいと感じるのは当然だと比較。日本は、中国の約25分の1の面積に過ぎず、中国の1つの省ほどの大きさに過ぎない。事実、中国の省のなかには、日本よりも大きな面積を持つ省が8つもある存在するという。

 しかし記事は、アジア東部のなかでは日本は十分大きな国で、世界で61番目の面積ということは、日本より小さな国が100以上もあるということだと指摘。面積では世界でも上位に入る中国がすぐそばにあるため、日本は小さいとのイメージになっているだけだと論じた。

 この記事に対して、中国のネットユーザーからは国土面積はともかくとして、「日本は先進国」と指摘する人や、「日本も陸地は小さいが海域は広い」という意見が寄せられた。中国は国土面積の大きさを自信の1つにしているものの、ただ大きければ良いというわけではないだろう。中国も真の大国を目指すのであれば、日本から学ぶことは多くあると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国人のイメージでは日本は「小さい国」、これは一体なぜなのか=中国報道