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image credit:Jamal Hinton/Twitter

 2016年のこと、アメリカに住むおばあさんは、孫と勘違いして見知らぬ男性にショートメッセージを送ってしまった。「感謝祭だから一緒に夕食を食べましょう」と。すぐに勘違いが判明したが、おばあさんはこの男性、ジャマルさんを本当に夕食に招待した。

 このニュースはネット上を駆け巡り、人々の心をやさしくさせてくれたが、この2人、その後も毎年感謝祭を共にし、一緒に夕食を食べているという後日談も伝わってきている。

 ところがだ、そんなやさしいおばあさん新型コロナウイルスに感染してしまったと、ジャマルさんはSNS上で報告した。 

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メッセージの誤送信がきっかけでおばあさんと若い男性が友達に

 アメリカのアリゾナ州に住むおばあさんワンダ・デンチさんは、ショートメールの誤送信がきっかけで、2016年にジャマル・ヒルトンさんと知り合い、これも何かの縁だからと、感謝祭の日に一緒に夕食を食べることとなった。

 その時の様子がジャマルさんによってSNSでシェアされると、多くのユーザーが心温めた。

 彼らはその後も毎年おばあさんの家で、一緒に感謝祭を祝う仲となった。
 


 ところが、おばあさんと彼女の夫が現在コロナウイルスに感染してしまい、現在闘病中であるという。ジャマルさんはこのことを自身のTwitterでシェアした

おばあさんを心配するジャマルさん

 4月2日にジャマルさんはTwitterで次のように投稿した。

ワンダとロニーがコロナに感染していたんだ。ワンダの容態は今は安定しているようだけど、ロニーは肺炎を起こして今もコロナと闘って入院中。

とにかく早く良くなってほしい。みんなにお願い、どうか2人の回復を一緒に祈ってほしいんだ!



 毎年、感謝祭時期になるとジャマルさんとワンダさんの心温まるツーショットを楽しみにしていたユーザーらも多く、それだけにワンダさんのコロナ感染の知らせには多くの人々がショックを受けたようだ。

 ジャマルさんのツイートに対し、ユーザーらから数多くの祈りのコメントが続々と届いている。「そんな…どうか良くなって!」「また感謝祭のツーショット楽しみにしてるから!!」「2人の美しい友情が大好き。心から回復を祈ってます」、「今年の感謝祭までには絶対に治る!」などといった励ましのメッセージが相次いでいる。

 私も微力ながら祈りたい。今年の感謝祭もぜひカラパイアの紙面で皆の笑顔にまた会いたいんだ。絶対に。

References:written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52289603.html
 

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