2020年5月15日(金)に封切りを予定していた映画『はるヲうるひと』の劇場公開が延期されることがわかった。

『はるヲうるひと』は、佐藤が主宰する演劇ユニット“ちからわざ”で2009年に初演、2014年に再演された舞台を映画化したもの。主演には山田孝之、共演には仲里依紗向井理、坂井真紀らが名を連ねている。佐藤自身が映画化を望み、約5年を掛けて完成させた作品だ。

同作製作委員会と配給のAMGエンタテインメントによると、同作の公開延期は「新型コロナウイルスの感染拡大防止およびお客様の健康と安全を第一に考え」決断。変更後の公開予定日については、決まり次第公式ホームページなどで発表されるとのこと。

公開延期決定を受けた佐藤のコメントは以下のとおり。

 

佐藤二朗(原作・脚本・監督)

今の時期だからこそ、負に打ち克つため、生き抜くため、必死に闘う男女を描いたこの映画を、沢山の方々に観て欲しかった。正直すごく悔しい。僕らは今、新型コロナウイルスという大きな負に打ち克とうと、生き抜こうと、必死に闘っている。さほど遠くない先に、その闘いに僕らが勝利し、この映画を皆さんにお届けできる日が訪れるよう、心の底から願う。

『はるヲうるひと』は近日公開。