中国の検索サイト百度で「日本」と検索すると、関連するサーチ結果欄の一位に「日本に移住して後悔した」との結果が上がる。ちなみに、二位は「ぜったいに日本に留学するな」だ。こうした結果はおそらく、なんらかの政策上の方針でそのようになっているのだろうと推測するが、実際のところ日本への移民はどのようにとらえられているのだろうか。中国メディア楹進集団は4つの観点からも日本への移住は大正解だと伝えている。

 まずは文化。多くの中国人が日本へ移民したいと考えるときに気になるのは日本の文化に馴染めるかどうか、という点だろう。中国人にとって同じアジアの国である日本の文化は比較的なじみやすい。もちろん日中それぞれ違いはあるが、欧米に比べるとギャップは少ないようだ。

 次に言語。日本へ移住するからには日本語を修得する必要がある。日本語が話せることで早く日本に慣れることができ、心理的ストレスも少ないはずだ。また、日本には漢字が使われており一目見ただけで意味が伝わることも多い。これは他の外国人よりも日本で生活するときに有利だろう。言語を習得していればすぐにコミュニケーションできるためかなり有利だ。

 3つ目にホームシックになりやすいかどうか。アメリカなどに行くと、距離も遠く、なかなか容易には帰国できない。この点、日本は距離が近く、すぐに帰れるという気持ちからも、ホームシックになりにくいようだ。また、日本には中国人も多く本格的な中華料理店も多く、食べなれた食事をすることもできる。場合によっては日本在住の中国人とも交流でき、ホームシック問題は少ないはずだ。

 最後の点は料理。日本にも中華街があり中華食材は何でも入手することができる。ふるさとの味が日本で自分でも作られるとわかると少し安心するのではないだろうか。

 記事は「これらの点を考慮すると、間違いなく移住先は日本だ」と述べ、日本は移住するに値する国だと結論付けている。

 現在、海外へ移住している中国人はとても多い。アメリカやカナダオーストラリアを移民先に選ぶ中国人はとても多いが、中国に近く、民度が高く、福祉面でも充実している日本へ移民したいとあこがれを抱いている中国人もかなり多いようだ。新型コロナウイルスの問題がなかなか収束しない中でも、中国人にとっては日本が憧れの国であり続けているようだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

「移住先は間違いなく日本」そのわけは=中国メディア