2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響を受け、ライブ、コンサートといった多くのイベントが中止を余儀なくされています。

ロックバンド『GLAY』も、ドームツアーの一部公演中止を決断したグループのひと組です。

GLAYは、ウェブサイトを通じて、東京と名古屋で予定していた公演の中止を発表。理由を「来場されるお客様とそのご家族、アーティストやスタッフといったすべての人の健康と安全を最優先に考えた結果」だとつづりました。

さらに、もともと表明していた1千万円とともに、ライブで使う予定だったマスク5千枚を寄付する意向を発表。

マスクは、信頼のおける機関を通して、医療機関へ届けるそうです。

ライブツアー実施時のアーティスト・スタッフ・関係者の健康管理のために、常時マスクの準備をしておりますが、公演が中止となりましたので、すでに表明している1,000万円の寄付に加えて、これらのマスク5,000枚も信頼のおける機関を通じ医療機関へ寄付いたします。

東京都では感染者数も日々増加の一途を辿り緊急事態宣言も発動され、医療崩壊が間近だとの声も聞こえております。最前線で状況を食い止めようとご尽力くださる皆様への少しでも支援になればと思います。

1日も早い事態の沈静化と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

GLAY公式サイト ーより引用

ツアーを行う際は、毎年アーティストやスタッフの健康のために、マスクを常備していたというGLAY。公演が中止になったため、少しでも多くのマスクを必要とする人々へ譲りたいという思いあっての行動でしょう。

GLAYの決断に対し、ネット上では称賛の声が上がっています。

・本当に素晴らしい人たち。この姿勢を見習いたいです。

・きっと本人たちも大変な状況だろうに、GLAYの優しさに涙が出ました。ファンとして誇りに思います。

・そもそもコロナウイルスが流行る前から、毎年スタッフたちの健康を考えて、マスクを常備していたのが偉いと思います。

非常事態だからこそ、助け合いの心を大切にするGLAYの行動は、多くの人を救うに違いありませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
GLAY公式サイト