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今日(9日)、札幌管区気象台から北海道の1か月予報が発表されました。向こう1か月は、気温はオホーツク海側では平年並みか低く、その他はほぼ平年並みでしょう。降水量は平年並みか少なく、日照時間はほぼ平年並みとなる見通しです。1週目の気温は平年より低く経過する見込みですが、その後は平年並みに戻るため、季節の歩みも順調に進みそうです。

今夜から明日の天気

今日の北海道付近は、低気圧を含む気圧の谷の中に入り、上空には寒気が流れ込んだため、道東方面を中心にまとまった雪となりました。18時までの24時間で降った雪の量は、根室市厚床で26センチ、中札内村上札内で22センチなどとなっています。今夜は、雪の中心がオホーツク海側や根室地方に移り、明日(10日)明け方までに多い所でさらに10センチくらいの雪が降りそうです。引き続き電線などへの着雪や落雷などの天気の急変、積雪の多くなった地域ではなだれに注意が必要です。

明日も午前中はすっきりしない天気が続きます。北部や東部では昼頃にかけて雪が降ったりやんだりとなるでしょう。降り方は全般に弱く、今日のように積もる可能性は少ない見込みです。南西部でも朝などに一時弱い雪や小雨の降ることがありそうです。午後は南西部では晴れ間が戻りますが、その他は引き続き雲が広がりやすく、十勝地方などでは夕方から夜に雪の降る所があるでしょう。

1週目(4/11~17) 気温は低め 道東方面では晴れ間も少ない

その後、11日以降は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすいでしょう。上空の気温は平年より低く、各地とも例年より気温が上がりにくくなります。特にオホーツク海側は冷たい空気が流れ込みやすい影響で、日中の気温は3月下旬並みの5℃前後にとどまる日が続く見込みです。引き続き暖かい上着などが活躍する1週間となりそうです。

2週目以降(4/18~) 季節の歩みは順調に

18日以降は、高気圧と低気圧が交互に通過するため、天気は数日の周期で変わるでしょう。太平洋側では晴れる日が多くなる見込みです。気温は平年並みか高くなるため、次第に日差しの暖かさを感じられる日も増えてきます。また、4月下旬から5月上旬ごろにかけては桜の開花も迎えることになります。今年は平年より1週間前後早い開花となるでしょう。

北海道の1か月 1週目は気温が低めに