リバプール同僚のマネ、アプリ上で南野の安否確認 「タキ! 元気かい? タキ!」

 世界中で感染拡大している新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグを含む欧州主要リーグが中断を余儀なくされている。日本代表MF南野拓実イギリス国内で外出を自粛している状況にあるなか、同僚のセネガル代表FWサディオ・マネとの“オンライン交流”に英紙が注目している。

 中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは現在、イギリス国内でも猛威を振るっており、6万人を越え、死者も7000人以上となっている。プレミアも無期限の延期が決定し、今年1月に加入した南野にとっても、早期の適応を目指すなかでのリーグとクラブが活動休止となり、思わぬ足踏みを強いられることになった。

 公式戦7試合出場でノーゴールノーアシストと幸先の良いスタートとはならなかったが、英紙「デイリー・ミラー」は「マネが南野を呼び起こした」とクローズアップ。感染拡大により選手たちは外出自粛を強いられているなか、オンライン越しの南野とマネの交流に注目が寄せられている。

 記事によると、オンラインでビデオ通話をすることができる「Zoom」というアプリに南野がログインしていたところ、マネが「タキ! 元気かい? タキ!」と呼び掛けて安否確認している様子を伝えており、「動画の中で胸を打った瞬間は、南野がZoomサインインした途端、マネが仲間に挨拶するために切り込んでいったところだ」と説明している。

 南野とマネはともにザルツブルクプレーした経験があるため、ドイツ語が堪能であることから、南野をチームにいち早く馴染ませる目的でロッカールームはマネの隣に割り当てられていた。ピッチ外でも両者は頻繁に会話しており、今では“オンライン交流”するほど仲が深まっているようだ。(Football ZONE web編集部)

リバプールMF南野拓実(左)とFWサディオ・マネ【写真:Getty Images】