トッテナムのDFフェルトンゲン、チェルシーのウィリアン&ジルーが獲得候補に

 イタリアの強豪インテルは、今季終了後にイングランドプレミアリーグのクラブと契約満了になる3選手を補強する方向で検討を進めているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 インテルは昨冬の移籍市場で、トッテナムと契約満了まで半年に迫っていたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを前倒しで移籍金を支払って獲得した。一方で、そのトッテナムではベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンも今季限りで契約が切れる。インテルは、最終ラインに経験豊富な選手を補強できる機会として狙いを定めているという。

 また、チェルシーからは契約満了を控えたブラジル代表FWウィリアンとフランス代表FWオリビエ・ジルーをターゲットにしている。特にジルーは今冬の移籍市場で獲得に近づいた経緯があり、500万ユーロ(約6億円)近い年俸にもかかわらず移籍金がかからないことから再び交渉を行う意向があるようだ。一方のウィリアンに関しては、本人の希望がプレミアリーグの他クラブへの移籍であることから、楽観的な見通しではないという。

 インテルは今季から就任したアントニオ・コンテ監督が、その前にチェルシーを率いていた経験からもプレミアリーグの選手たちの多くを指導者として、あるいは対戦相手としてよく知る。近年、プレミアリーグからセリエAに移籍する選手も増えているが、インテルはその流れを加速させる戦略を持っている模様だ。(Football ZONE web編集部)

インテルの獲得神戸イニエスタ候補に挙がった3人【写真:Getty Images】