甘酸っぱい青春の1ページを描く「シーブリーズ」の新CMが3月20日よりスタートし、新たなイメージキャラクターの一人になった宮世琉弥。黒目がちな目とぽってりとした唇がとても印象的な宮世は、2019年にドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)、映画「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」、ドラマ「ねぇ先生、知らないの?」(MBS)と出演作を重ねている。

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ことしの1月にはグループを卒業して俳優業に専念していくことを決めた宮世に、胸キュンCMの撮影裏側を聞いた。

■ 何回も見ていただけたらうれしいです!

――まずは、「シーブリーズ」のCMキャラクターに決まった時の気持ちをお教えください。

すーっごい驚きました! 最初は実感が湧かなくて、本当?って鏡の中の自分に問い掛けちゃいました(笑)。イメージキャラクターになったからには多くの方に使っていただけるように気合を入れて、シーブリーズを広めていきたいと思っています!

そして、若手の登竜門と言われているCMでもあるので、その門の扉をしっかりと開いて進んでいきたいと思っています。30秒のCMでも30秒以上のものが詰まっていると思いますので、例えば、1回目は僕だけに注目して、2回目は(相手役の)田鍋梨々花さんだけを注目して、3回目は全体を見るなど、細かいところを意識しつつ何回も見ていただけたらうれしいです!

――「シーブリーズ」CMといえば、青春&胸キュンですね。

そうですね! でも、その根底には“深い恋”があるというか、ブルーベリータルトを合わせたような感じの物語になっているんです(笑)。CMでは描かれていませんが、2人は学校で出会って、実は気になっていて…という裏設定があるんですよ。それから、このCMには毎回、王道のイケメンさんが登場しますが、王道のイケメンはカッコつけないんだけど、ちょっとしたところでカッコ良さが出ると思うので、学校でイケメンだなと感じる人を想像しながら演技しました。誰にでも好かれる人なんだけど、クールさもあって、自然と女子が集まってくる男子…それから、爽やかさ。爽やかさにも王道があると思ったので、監督や田鍋さんと話し合って作り上げて行きました。

■ 「シーブリーズ」のCMが決まってから晴れ男に

――もう一人のイメージキャラクターになった田鍋梨々花さんとのお芝居はいかがでしたか?

短い時間の中でコミュニケーションを取るのは難しいと思うのですが、田鍋さんとはドラマ「パーフェクトワールド」で共演したことがあったので、すごくやりやすかったです。こうした方がいいんじゃない?というようなことを話し合いながら撮影したのですが、それは共演歴があったからこそできたことだと思うので。

――爽やかなCMですが、撮影が行われたのは冬だったそうですね。しかも舞台は屋上。制服も夏服で相当寒かったのでは?

ふふふ。そこは「シーブリーズ」の力で乗り切りました(笑)。風が強かったんですけど、逆にその風を利用した演出ができましたし、天気がすごく良くて、快晴だったんです!

実は僕、これまで雨男と言われてきたんですけど、「シーブリーズ」のCMが決まってから晴れ男になったんです! 天気を味方に付けることができるようになったみたいです。

――そんな宮世さんがいいなと思う青春像は?

友達と学校の購買に行っても、一人で悩んでいる時も、僕、何でも青春だと感じちゃうんです! 全てが青春だなと感じますが、その中で今後やってみたいことは、みんなで夏に海に行ったり、旅行したりすることかな。人生の中で出会える友達って限られていると思うので、みんなとの時間を大切にしていきたいなと思っています。

――ステキです! では、宮世さんがキュンキュンする瞬間は?

いろんなところでキュンキュンしちゃいます! 女性が髪を耳にかける瞬間にもキュンキュンしますし、最近、幼なじみが彼女との2ショットを見せてきた時にもキュンキュンする!って勝手に思いました(笑)。

■ 「芸能の力ってすごい!」と感じた出会い

――ところで、宮世さんがこのお仕事に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

僕、宮城県出身で東日本大震災で被災していて、震災からしばらくして行われた復興祭にももいろクローバーZさんが来てくれたんです。みんな元気がなかったんですけど、ももクロさんがパフォーマンスをし始めたら、どんどん笑顔になっていったんです。そのときに芸能の力ってすごい!と興味を持ち始めたときに、スカウトされたんです。

最初は僕にやれるのかな?と不安でしたが、事務所に合格することができて、お芝居もさせていただけるようになりました。そして、今は震災の映画を作りたい!というデッカい夢も見つかりました。僕の名字の「宮世」は、“宮城から世界へ”という思いを込めてファンの方に付けていただいたものなのですが、この名字の通りに宮城の映画を作って、3月11日に何が起こっていたのかを世界の皆さんに発信できたらいいなと思っています。

――その映画で最も伝えたいのは、実録的なもの? それとも気持ち?

両方です! 僕が目にしたものを形にしたいんです。実は車ごと津波に流されそうになったのですが、運良く浅瀬に出られて、そこから一気に山を登れたので助かったんです。お母さんの運転が下手だったら、僕は今ここにいなかったかもしれないです。

あれから9年経ちましたが、東北にはまだまだ集めきれていないガレキもたくさんありますし、家を建てられていない土地もたくさんあります。そういう東北の本当の姿を伝えたいと強く思っています。

――ことしから俳優業に専念されるということで、理想の俳優像は?

どんな役でもハマれる俳優になるのが一番の理想ですけど、まずは一つ一つの役にハマってリアルに演じられるようになることが大切だなと思っています。でも、まだまだ実力不足なので、まずはどんな役も演じられる実力を付けたいです。そして、将来的にはいろんな役を全部制覇して、アカデミー賞主演俳優賞を何回も取れるような俳優になりたいです!(笑)。

――今、トライしたい役柄は?

冷酷無比な役! サイコパスとか。これまでクールな役とか犬系の可愛い役を経験したので、サイコパスの役に挑戦して、皆さんを驚かせてみたいです!

――そうなんですね。では、最後に皆さんにメッセージをお願いします。

2020年から俳優業に専念することになりましたが、ファンの皆さんが自慢できる俳優になりたいと思っています! 若手俳優の登竜門を全部くぐり抜けて、注目の俳優になれるように頑張ります! そして、りゅびーず(=宮世のファンの名称)にいろんな景色を見せて、トップまで連れていきますので、こんな宮世琉弥をよろしくお願いします!!(ザテレビジョン・取材・文=及川静)

3月20日よりスタートした「シーブリーズ」新CMに出演する宮世琉弥