トゥベンテのU-21日本代表FW中村敬斗が、日本への帰国を一時的に許可されたようだ。

現在新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、世界中でサッカー活動が中断に。オランダのエール・ディビジに関しても現在中断中であり、再開の目処は立っていない。

そんな中、各国のクラブでは選手に母国へ一時的に帰国する許可を出しているケースがあり、中村に対しても日本へ帰国することが許されたとオランダTubantia』が報じた。

オランダでは、新型コロナウイルス感染が拡大していたこともあり、オランダ国外に出ることが禁じられていた。しかし、一向にトレーニングが通常通りに行われることがない状況だ。

テクニカルディレクターを務めるテッド・ファン・レーウェン氏は、中村を帰国させる許可を出した理由について「彼はほぼ2シーズン続けてサッカーをしている」とコメント。疲労を考慮することと、オランダでトレーニングが行えない状況を懸念していることを明かした。

中村は2018年1月に三菱養和SCユースからガンバ大阪へ入団。Jリーグで1シーズンを戦うと、2019年7月にトゥベンテへとレンタル移籍。今シーズンはエールディビジで17試合に出場し4ゴール1アシストを記録していた。

レーウェン氏は「さらに、日本サッカー協会はヨーロッパでプレーする選手のため、トレーニングの機会を促している」とも語り、再開目処が立たない状況から脱させるための措置でもあるようだ。

トゥベンテは13名の外国人選手が在籍しているが、スペイン国籍の5名はスペインが封鎖されていることもありオランダに留まるとのことだ。

なお、日本へ帰国するとなれば、中村はヨーロッパからの帰国となるため、まず隔離措置を取られることとなる。

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