ドワンゴが運営する動画サービスniconico」の「ニコニコ生放送」は、政府から発令された緊急事態宣言を受け、「ニコニコネット超会議2020」の開催にあわせて仏教が国難に立ち向かってきた歴史をたどるというコンセプトで、4月11~15日の日程で奈良県東大寺をはじめとする日本の由緒ある神社仏閣の法要、神事を生中継すると発表した。

画像付きの記事はこちら



 聖武天皇によって743年に発願された「大仏造立の詔」には、「誠に三宝の威霊に頼り、乾坤相泰(あいやすら)かに万代の福業を修めて動植咸(ことごと)く栄えんことを欲す。粤(ここ)に天平十五年歳(ほし)は癸未に次(やど)る十月十五日を以て菩薩の大願を発(おこ)して、盧舎那仏金銅像一躯を造り奉る。」とある。

 聖武天皇が、天下の安泰と命あるもの全ての繁栄を望み、世に蔓延する疫病や飢饉、国家の危機を乗り切ろうとして造立し、752年の4月9日1268年前)に完成、開眼供養を行ったのが東大寺の盧舎那仏像、通称“奈良の大仏”となる。

 そこで今回、ニコニコ生放送では、4月11日20時から、東大寺の僧侶が盧舎那仏に疫病退散を祈願し行う法要を生中継する。盧舎那仏像の前からネット生中継が行われるのは、約1270年におよぶ東大寺の歴史上初めて。

 番組では、法要の生中継のほか、視聴者に自宅で平穏な気持ちになって欲しいという願いを込めて、盧舎那仏像の姿を映し続ける定点生中継も行う。

 東大寺からの生中継の後日(4月14日)には、天台宗総本山である比叡山延暦寺と、延暦寺と関係の深い古社である日吉大社での伝統的な法要と神事を生中継する。

東大寺の法要と盧舎那仏像を生中継