Jeep
アウトドアギアの進歩は新素材と革新的技術によってもたらされる。それはNASAや医療、軍用に開発されたものだったり、素材メーカーが研究を繰り返し誕生したマテリアルだったりする。しかしその根底になるのは「もっとこうだったら使いやすいのに、軽量コンパクトになるのに」という自分がギアに求める100%に近づける作業、開発意欲と探求心をもったビルダーやデザイナーがいて初めて形となる。今のメジャーブランド達も元々はガレージから生まれたブランド達も少なくない。例えば一昔前までは2バーナークーラーボックス、焚火台などを選ぶにしてもあまりチョイスの幅は狭かった。しかし今やWEB検索を掛ければ、国内外のメジャーブランドからガレージブランドまでびっくりするくらい多くのアイテムが出てくる。自分の使用用途に合わせ、使用しているシーンと自分を妄想しながらベストアイテムを選んでいるときは本当に楽しいものだ。独断と偏見で厳選したちょっとマニアックな2020NEWアイテムを紹介!

MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)『ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム』

ギア好き達が待ちわびた高性能ガスストーブがいよいよ日本デビュー Jeep ついに日本での発売が決まったMSRのガスストーブ。その中でもこのウィンバーナーはギア好き達が首を長くして待ち望んだアイテムだ。世界からの評価が高い一方、日本には世界一厳しいといわれるガス検の高い壁に阻まれ、未展開だったがこの春とうとう解禁となる。その性能とは名前のとおり、驚くほど風に強いのだ。以前は2泊3日程度の山行でも保険を掛けて250缶(OD缶のレギュラーサイズ)を持って行っていたが、ウィンバーナーにしてからは110缶で十分になった。それは風による沸騰時間がほぼ変わらない、ということは消費する燃料も変わらないことを意味するので、計算がし易いのだ。例えば600mlの水を1回沸騰させるのに約8gの燃料消費だとしたら10回沸かしても約80g、110缶で十分という計算ができる。これを可能にしているのが独自のバーナーシステムだ。ラジエントバーナーと呼ばれ炎を直接出さず、金網を熱することで赤外線を発し、熱を出力するというシステムになっている。一昔前の灯油ストーブのような感じだ。もちろんこの効果を最大限に活かすには専用のポッドを使う必要がある。専用ポットの下部はヒートエクスチェンジャーとなっており、風をブロックしながら、底部の複数のフィンが効率的に熱を吸収しポットに伝えている。また安全装置も装備されている。一定の温度を検知すると自動的にシャットダウンする仕組みになっている。この機能はガス缶への加熱も未然に防ぐためガス管の爆発防止にもなっている。超高効率、高い安全性、そしてなによりこの赤いボディと缶がシャアよろしく、プロっぽくていい。

INFO/画像提供:株式会社モチヅキ

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MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)『ハビチュード4、ハビチュード6』

必要に応じて大きさも選べる、MSR初となる大型ベーステント Jeep 山岳テントのイメージが強い同ブランドのテントだが、初となる大型ベーステント『ハビチューシリーズ』が登場した。3つのクロスポールを組み合わせたフレームデザインで、大型ながら山岳テントで培われた悪天候時の耐久性も高い。2本のポールをスイベルで留めているので設営も迷うことなく楽に設営ができる。インナーの天井は大きなメッシュとなっているので、通気性がいいだけでなく天気のいい日はフライを半分外すと寝ころびながら空を眺めることができる。内部には小物を入れて置けるポケットが随所にあるのも嬉しいポイント。前室は十分な広さがあり、上部にはポーチライトがあるので夜間の出入りもスムーズだ。

INFO/画像提供:株式会社モチヅキ

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MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)『フロントレンジ』

ポール付属なしの潔さ、耐水性にも優れた軽量モデル Jeep
Jeep
▲別売りのバグシェルターあり
このフロントレンジMSRの真骨頂ともいうべきテント。モノポールピラミッドシェルターで、幕体はわずか740g! ポールは付属させず、トレッキングポール2本をストラップで連結させ設営する形なので、ポールを連結させるストラップが付属するという潔さ。実にMSRらしい。とはいえ、普通にキャンプにも使いたいという方のためにフロントレンジに使用できるポールを別売しているので安心して欲しい。使用している生地は、従来のコーディングより3倍長持ちするといわれる、新しいコーディング技術“エクストリームシールド”を採用。縫製糸にコットンを混紡し、その膨張性を利用して耐水性を高めることにより、シームテープを無くし、剥離というトラブルがなく、軽量化にも寄与している。また別売のバグシェルターを使用されば、ダブルウォールテントとして使用ができるので、通年楽しむことができる。4人寝ることができるがキャンプシーンにおいては2、3人で使用するぐらいがちょうどいいだろう。

INFO/画像提供:株式会社モチヅキ

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ogawa(オガワ)『タッソ』 

使用用途によってアレンジ可能なモノポールテント Jeep Jeep こちらもモノポールテント。ごく普通のモノポールと思いきや、ラチェット式のポールと両サイドのファスナーの開閉により6角形、7角形、8角形と変化させることができる。多角形にするほど高さは低くなるがフロア面積が拡がるということになる。この1枚の幕で、使用人数やスタイルに応じて角形を変えて使用できるので、汎用性が非常に高く、しかもこの価格! コストパフォーマンスは抜群に高い。ガイドシートが付いているのでその時の角形にあわせてペグを打ち込んでいくだけで設営もあっという間にできる。また、6角形の時には同ブランドの『ツインピルツフォークL』というモデルハーフインナーが取り付け可能なので2ルーム的な使い方も可能。個人的なオススメの角形は6角形。生地をすべて広げてオプションポール3本で張り出すと開放的な空間となり、出入りがし易いだけでなく景観を楽しむことができる。

INFO/画像提供:キャンパルジャパン株式会社

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belmont(ベルモント)『TABI』

金物の街 新潟三条の技術が光る軽量コンパクト焚火台 Jeep Jeep 昨年その軽量コンパクトさから人気を博した焚火台『TOKOBI』を生み出したベルモントが今年もやってくれた! 厚みわずか0.3㎜という極薄チタンを使った超軽量コンパクト焚火台『TABI』が登場。総重量わずか423g! 本体のみなら298g! 収納時の厚みは付属の網を入れなければ、数ミリ! さすがは金物の街 新潟三条のブランドである。小さいながらキャンプ場などでよく売られている40㎝の薪がしっかりと乗せることができ、付属している網を使えば調理も可能。昨今人気のソロキャンプバックパックにもスッと入ってしまうのでバックパッキングや渓流釣り、バイクツーリングなどまさに“旅”の相棒になるだろう。

INFO/画像提供:株式会社 ベルモント

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Text:牛田 浩一

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