俳優の鈴木拡樹が主演を務める映画『死神遣いの事件帖 ‐傀儡夜曲‐』より、本予告、本ポスターが解禁。併せて、主題歌が崎山つばさの楽曲「幻想人」であることも発表された。

【写真】映画『死神遣いの事件帖』場面写真(11点)

 本作は、東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の新作。映画版は5月29日より公開され、鈴木が傀儡探偵・久坂幻士郎を演じるほか、安井謙太郎が死神・十蘭役で共演。舞台版は7、8月に上演され、崎山つばさが侠客のリーダー・庄司新之助役で主演を務める。

 三代将軍・家光の時代。江戸に、“死神遣い”の探偵・久坂幻士郎という男がいた。幻士郎は十蘭という“死神”と契約しており、自分の寿命の一部と引き換えに不思議な能力を使うことができる。そんな幻士郎と十蘭のもとに、ある女の行方を捜してほしいという依頼が舞い込んだ。手掛かりは「右目の端に黒子(ほくろ)」「桐紋の短剣」のみ。破格の手付金を受け取り、気を良くした幻士郎は早速、調査を開始。

 そんな折、吉原遊郭の惣名主・庄司甚右衛門は頭を抱えていた。大門が閉まれば出入り不可能な吉原で、真夜中、遊女が大門の外に連れ出され、次々に殺されていたのだ。幻士郎が追う「黒子の女」と「遊女連続殺人」の関係は? 吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客の新之助や、その姉・お藤(鈴木絢音)も巻き込んで、やがて驚きの真相が明らかになる。

 本予告は、探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木拡樹)が「実は私、死神遣いでして」とコミカルな表情で登場する場面からスタート。次いで、幻士郎が、相棒である死神・十蘭(安井)と“簡単”な人探しの仕事をするはずが、どんどん面倒なことに巻き込まれていく様を収めている。映像の後半では華麗な殺陣シーンのほか、倒れこむ侠客・新之助(崎山)、切ない声で幻士郎を呼ぶお藤(鈴木絢音)、涙を流す十蘭の姿も映し出されている。果たして、“死神遣い”と“死神”の迷コンビの運命は…。

 本ポスターは、お茶目な表情の幻士郎がメインに描かれ、彼の後ろに、前を見つめる十蘭、力強く吠える新之助、伏し目がちに佇むお藤を配置したものとなっている。

 映画『死神遣いの事件帖 ‐傀儡夜曲‐』は5月29日より公開。舞台『死神遣いの事件帖 ‐鎮魂侠曲‐』は7、8月上演。

映画『死神遣いの事件帖 ‐傀儡夜曲‐』本ポスタービジュアル (C)2020 toei‐movie‐st