衆議院本会議で2011年6月2日午後、自民党・公明党・たちあがれ日本から共同提出された内閣不信任決議案の採決が行われ、賛成152票、反対293票の反対多数で否決された。
採決では、不信任案を提出した自民党、公明党、たちあがれ日本などの野党議員が賛成にまわったが、与党議員の大半が反対し否決された。
本会議の冒頭では採決に先立ち討論が行われた。自民党の石原伸晃幹事長、公明党の井上義久幹事長、みんなの党の柿澤未途衆議院議員が賛成討論に赴き、内閣不信任案への賛同を呼びかけた。一方、民主党の山井和則衆議院議員は不信任案提出へ疑問を呈し、否決するよう訴えた。
菅直人首相に反発して、与党・民主党からも小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相を中心に大量の造反議員が不信任案に賛成すると見られていた。しかし菅直人首相が、本会議の直前に開かれた民主党代議士会で、震災・原発の対応に一定のめどがついた段階で辞任する意向を表明。それを受けて、鳩山前首相も反対に回る姿勢を明らかにした。また、不信任案に同調する動きを見せていた小沢氏は衆議院本会議を欠席。小沢氏に近い議員らも多くが反対にまわった。
NHKの報道によると、菅首相は内閣不信任案の否決について取材陣に問われると、「よかったですね」と答えたとされる。鳩山前首相は「菅首相とお会いして、復興基本法の成立と第2次補正予算の早期編成のめどがついたときに、その条件でお辞めいただくことで折り合いがついた」と明かし、その上で「野党から提出された不信任案には反対した」と説明した。第2次補正予算については"成立"ではなく"編成のめど"であることを強調し、菅首相の退陣は「そう遠くない」と話した。また。原口一博前総務大臣に直前まで菅内閣に対して厳しい立場をとっていたが、直前に行われた民主党代議士会での菅首相の退陣表明を受け、「総理の決断を重く受け止めた」とし反対票を投じたと報じられた。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]内閣不信任決議案 投票の結果発表から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv51901644?ref=news#2:24:27
(三好尚紀)



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