社内恋愛OKの会社なら、堂々と恋人との交際を楽しんでいるという男女もいると思います。確かに、禁止されていないのなら誰とお付き合いするのも自由ですよね。
ですが、会社は仕事をする場です。親密度を見せつけると、周りの人から敬遠されることも。
「あのふたり、ちょっと……」と思ってもなかなか口にはできないものですが、実は嫌がられている社内恋愛を楽しむカップルには、どんな特徴があるのでしょうか。
歓迎されない社内恋愛カップルの特徴とは?
1: 業務でもパートナーを優先する
実際にあったのは、男性が取引先との交渉に行く際、交際をはじめたばかりの後輩を無理に連れていって失敗したケース。
周りは「成功を考えろ」とさとしたそうですが、男性はそれを聞かずに結局ほかの企業に負けました。
好きな女性の前でかっこつけたい気持ちはわかりますが、社外の大切な取引まで自分の恋愛を優先するのは、決して正しいとはいえません。
ほかにも、「シフトで恋人と一緒になるように組んでほかの人の都合は無視」「その部署以外の人は入ってはいけない場所に平気で恋人を連れていく」など、非常識な行動が目立つと周りからの信頼を失います。
昇進のチャンスなどをみずから潰すこんなカップルは、いいお付き合いとはいえないですよね。
2: 仕事について秘密を守らない
上と同じく、たとえば顧客の守秘義務などをパートナーに漏らしていたことがわかり、問題になったケースもあります。
恋人とはいえ、自分が抱える仕事の秘密を話してしまうのは許されないことです。
「ばれないだろう」「構わないだろう」と気を緩めたことが、たとえば別れた後で相手がほかの人に漏らしてしまえば、どんなトラブルに発展するかわかりません。
「この人は仕事のことを何でもパートナーに話すんだな」と思われたら、大切な取引など任されなくなっても文句はいえませんよね。
恋人の存在と仕事は別。同じ会社だからこそ、倫理観を持って交際を続けることが周りからも信用されるコツといえます。
3: “監視の目”で周りを振り回す
「嫉妬深い彼女さんが彼氏のいる部署までしょっちゅう来て、誰と営業に行くかチェックしているのが怖い」(32歳/営業)
「私と同じ部署にいる彼女の親しい男性や上司をこっそり聞いてくる同期。正直気持ち悪いし、巻き込まないでほしい」(28歳/美容)
同じ会社にいると、パートナーの人間関係がいやでも目に入ります。気にするまいと思っても、異性と親しくしている姿を見ればモヤモヤするのはわかるのですが……。
パートナーの人間関係を“監視”するようになると、必ずおかしな態度が出て目立ちます。
器の小ささがわかるだけでなく、自分たちの関係に他人を巻き込もうとする様子が敬遠される原因に。
一番ヒンシュクを買う行動!?
4:ケンカを持ち込む
社内恋愛カップルで一番嫌われるのが、こんなとき。
「不機嫌そうに仕事をしているから何かあったのかと思ったら、単に隣の部署の彼女とケンカしただけだった。心配して損した」(35歳/デザイナー)
「ケンカ中かしらないけど、彼女と一緒に進めている案件を平気で止めるのが信じられない。大迷惑」(30歳/配送)
など、ふたりの個人的なことを業務に持ち込むのは最低といえます。
仕事がやりづらくなるとしても、そこは割り切るのが社会人です。社内恋愛をするならこんな事態もあることを覚悟しておかないと、周りに迷惑をかければ自分自身が追い詰められる結果に。
仕事と私情はきっちり分けるのが当たり前。それができないカップルは、決して祝福されません。
5: 有給休暇を合わせるなど交際優先の休み方
仕事に差し障りが出るとわかっているのに、パートナーの有給休暇に合わせて自分も休もうとする人。たしかに有給休暇は自由に使えるものではありますが、仕事の進捗を無視してまで取ろうとするのはNGです。
本人たちは楽しくても、残って仕事をする人たちは気分良くないし、業務を誰かが負担することになります。
どうしても休みたいときは、まず周りに確認する、引き継ぎをしっかりするなど、最低限の迷惑をかけない工夫が不可欠です。
また、「親戚が急病で」など嘘をついて有給休暇を合わせるのも、後でパートナーと過ごしていたことがばれたら印象を悪くするだけです。
マナーを守った使い方ができるのが、社内恋愛をうまくいかせる秘訣と心得ましょう。
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社内恋愛は、好きな人が近くにいることで公私の区別がつきにくくなるのが問題です。
交際そのものが悪いのではなく、会社の人たちに迷惑をかけるような付き合い方をするのが、敬遠されるカップルの特徴。
場をわきまえない行動は、ふたりの評価を下げてしまいます。
せっかくの縁だからこそ、仕事とプライベートはしっかり分ける心構えが良いお付き合いには欠かせません。
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