株式会社パテント・リザルトは2020年4月15日、日本の特許庁で公開された「植物性食用油脂関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。

植物性食用油脂は食品製造や調理用の油として用いられるだけでなく、サプリメントや薬用カプセルの成分に用いられるなど幅広い分野で活用され、今調査では用途全般を対象としました。また今調査では、日本の特許庁で公開されている植物性食用油脂関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(注1)」では、1位 日清オイリオグループ、2位 不二製油、3位 J-オイルミルズ、となりました。

総合力1位の日清オイリオグループは、「サンドクリーム用油脂組成物」や「油性食品」などが注目度の高い特許として挙げられます。

総合力2位の不二製油の注目度の高い特許には、「食用シアオレインの製造法」や「ブルームの発生を抑えたチョコレート製品」などが挙げられます(不二製油は、「不二製油」と「不二製油グループ本社」を名寄せしています)。

総合力3位のJ-オイルミルズの注目度の高い特許には、「長鎖高度不飽和脂肪酸を含む抗酸化油脂組成物」や「長時間の加熱調理に使える揚げ物用油」などが挙げられます。

そのほか、4位のカネカは「ホイップクリームの製法」などが、5位のADEKAは「口溶け、固化性が良好で、経時的なべたつき、ひび割れなどを抑えることができるコーティング用油脂」などが、注目度の高い特許として挙げられます。

本分析の詳細については、特許・技術調査レポートの「植物性食用油脂関連技術」にてご覧いただけます。

■価格:100,000円~(税抜)
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