公益財団法人日本ライフセービング協会(=JLA 東京都港区浜松町2-1-18, 理事長/入谷拓哉)は、子どもたちが水辺の事故防止の心構えや、安全のための知識と技能を身に付け、楽しく活動できることを願い、この教材を制作しました。
『JLA e-Lifesaving』
https://elearning.jla-lifesaving.or.jp/
小学校・中学校の新学習指導要領に沿い「水泳運動の心得」や「安全確保につながる運動」、「水辺の事故防止に関する心得」などへの実践的理解を深めるような構成となっています。主に学校教育において、電子黒板やPC・タブレット端末等を使用し、主体的・対話的な学びを促すことをねらいとしています。プール活動や体験活動の事前指導、総合的な学習の時間など、水辺の安全教育に幅広くご活用下さい。JLA e-Lifesaving ~Swim&Survive~は子ども達への水辺の安全ICT教育プログラムとして、日本財団(https://www.nippon-foundation.or.jp/)の助成により、学研プラスの協力で制作されました。

e-Lifesaving1

e-Lifesaving( https://elearning.jla-lifesaving.or.jp/ )では
大きく4コンテンツで詳しく学べます

1.プールに入る前に・・・
「プールに入る前に・・・」「水に入ったら・・・」「プールの用具、道具」の3つから構成されています。イラストを見ながら「!」をクリックすると、注意すべきポイントが細かく解説されています。

2.海での出来事<動画で考えよう!>
ある夏の日の海での出来事をドラマで見られます。次に、水辺の事故防止に大切なポイントの解説が入った同じドラマを見ることができます。さらに動画を見たあと、振り返り学習ができるよう、学習のポイントごとに、詳しく解説を見ることができます。

3.助かる&助けるテクニック<実践動画集>
「助かる方法」「助ける方法」の2つから構成されています。もしも自分が不意に水の中に落ちてしまったら、溺れそうになってしまったら、実際どのように対処すべきなのか、動画で詳しく見ることができます。水の中での人間の動きや、身につけると良いテクニックも動画で確認できます。また水に入らないで助ける方法を中心に、助ける方法についても紹介しています。

4.水辺の安全って?<クイズ
「初級編」「中級編」でそれぞれ10問のクイズが用意されており、正解しないと次に進めません。クイズに答えならながら、水辺で安全に楽しく過ごすための知識を習得することができます。正解の回答には、解説がついており、「なぜそうするべきか?」など、深く考えることができます。

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e-Lifesaving
動画や写真が豊富な4コンテンツを行ったり来たりすることで、プールや海に行かなくても、実際のシチュエーションを想像しながら学ぶことができます。さらに「資料集」では、教員や保護者など指導する立場の皆様向けに、指導案も紹介しています。プリントアウトして使用できるワークシートも6種類あり、動画を見た後の振り返り学習で活用することができます。JLA e-Lifesavingサイトへたくさんの皆さんが訪れることで、海やプール以外の場所からも、水辺における安全知識と技能が広まり、誰もが安全に楽しむことができる社会へつながることを願っています。
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【Swim&Survive】
水辺の危険を理解し活きる力を学ぶ

水の特性を知り、さらに水辺(海、河川、湖沼、プール、池、水路ほか)にはどのような危険があるのかを十分理解し、泳ぎの基本を学ぶことと同時にその危険に自ら対処する方法(スイム&サバイブ)を体得していれば、いろいろな活動体験を通じて安心して多くの学びや感動を得ることができます。
事故防止の基本的な考え方として、特に自然環境下の活動では、時間的・空間的に変化する危険な場所を理解し、その対応を考えることができる能力が求められます。
JLAは、水辺における様々な活動において、危険な状況にならないように、「楽しみながら安全を考えて行動できる能力」を身につけるための教育を進めています。

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【ライフセービング】
90秒に1人への挑戦

ライフセービングとは、人命救助を本旨とした社会的活動であり、一般的には水辺の事故防止のための実践活動として普及・発展してきました。ライフセービングは単に救命活動のみで完結するものではなく、救命の実践を重ねながら自他の生命を見つめ、すべての生命に対して「慈しみ」を有する活動で、その活動の根本にあるものは生命の尊厳です。
世界保健機関(World Health Organization:WHO)の報告によると、世界中で「90秒に1人」の割合で、毎年30万人以上の人々がその尊い生命を溺死によって失っているといわれています。国際ライフセービング連盟(International Life Saving Federation:ILS)は、WHOの公認団体としてこの受け入れがたい事実を受け止め、ライフセービングの普及を世界へ訴え続けています。
ライフセービングの活動は、溺れたものを救うという救助活動から、溺れない安心な環境をマネジメントすること、さらには日常生活の危機管理も含めて、総合的に安全を提供できる活動としても大きな期待が寄せられており、ライフセービングを通じて人と人とが支えあい、安心して暮らせる社会の仕組みづくりに貢献していくことも大切な使命です。
世界唯一のライフセービング国際組織である国際ライフセービング連盟(ILS)の日本代表機関として、日本ライフセービング協会(Japan Lifesaving Association:JLA)は2001年にNPO法人となり、歴史を経て2019年より公益財団法人日本ライフセービング協会として新しいスタートを切りました。同時に19都道府県協会が設立され、全国のライフセービングクラブとともに、資格を持つ認定ライフセーバーが活躍してまいります。水辺での人命救助・監視活動はもちろん、水辺で安全安心に過ごすことができるWater Safetyの啓蒙、さらには学校教育への普及・導入など、水辺の事故から犠牲者を一人でもなくすべく、JLAは「人と社会に変革をもたらす」法人として、「教育」「救命」「スポーツ」といった領域における生命尊厳の輪を普及していく社会貢献活動を行っています。

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Water Safety 講習会】 
*2020年4月15日現在、講習会は実施しておりません。随時ホームページでご確認ください。
JLA ACADEMYでは、様々な資格講習会を実施しており、ライフセーバーを育成しています。また、広く一般国民の皆様へ向け、水辺において自身を守ることのできる知恵や技能を伝えることが目的のWater Safety講習会や、バイスタンダーによる一次救命処置の知識と技術を取得できるBLS講習会を実施しています。ご自身が溺れない「危機回避能力」を身につける一方で、指導的な立場にある方(教員や水泳インストラクター、各種マリンスポーツインストラクター等)にとっては、実践的なプログラムとしての展開、運用につながる水辺の安全基礎プログラムの導入にもなっています。Water Safety講習会は、25m以上泳げる健康な12歳以上(小学生を除く)の皆さんへ受講いただけます。体験版の無料で受講できる「ライフセービング サポーター講習会 Water Safetyプログラム」は、受講対象者に合わせてインストラクターがアレンジしますので、小学生でも気軽に参加できます。

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4月15日現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、国内の一部で緊急事態宣言が発令されており、自宅での過ごし方に、様々な工夫やコンテンツが必要な時です。プールや海に行けなくても、水辺の安全を学べるe-Lifesavingを活用しながら、ぜひ水辺を感じてください。

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【公益財団法人日本ライフセービング協会】
水辺における安全知識と技能を広め、誰もが安全に楽しむことのできる社会へ。

1991年に日本ライフガード協会と日本サーフライフセービング協会が統一し、「日本ライフセービング協会〈初代理事長:金子邦親〉」が設立されました。
2001年にこれまでの任意団体としての役割を経て「特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会〈前理事長・小峯 力〉」となり、2019年に公益法人の認定を受け「公益財団法人 日本ライフセービング協会〈理事長・入谷拓哉〉(以下、JLAという)」として新たにスタートしました。
日本のライフセービング界を代表して国際ライフセービング連盟に加盟する唯一の団体として、国際的な視野から、海岸をはじめとする全国の水辺の事故防止に向けた安全教育、監視・救助、防災、防災教育、環境保全等を行うライフセービングの普及・啓発及び発展に関する事業を行い、国民の安全かつ快適な水辺の利用に寄与することを目的としています。
水辺の事故ゼロをめざし、「人と社会に変革をもたらす」法人として、「教育」「救命」「スポーツ」 「環境」「福祉」(=JLAヒューマンチェーン)といった領域における生命尊厳の輪を普及していく社会貢献活動を行っています。
また、ライフセービングのさらなる発展を目指した戦略として「JLAストラテジー」を掲げ、水辺の事故ゼロをめざして全国のライフセーバーとともに、誰もが安全知識を持ち、水辺を安全に楽しめる社会の創造に努めています。
詳しくはホームページをご覧ください
JLAサイト https://jla-lifesaving.or.jp/
JLAについて https://jla-lifesaving.or.jp/about/profile/

配信元企業:公益財団法人日本ライフセービング協会

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