新型コロナウイルス騒動に本田が言及 「この危機を前向きに考えることができる」

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るうなか、元日本代表MF本田圭佑(ボタフォゴ)はオンライントレーニングを企画するなど、積極的にファンとの交流を図っている。SNSを通じて様々な意見を発信しているなか、様々な質問を投げ掛けつつ「コロナウイルスは僕にいろいろなことを考えさせる」と綴っている。

 本田は昨年11月、オランダ1部フィテッセに加入。しかし、CSKAモスクワ時代の恩師でもあるレオニード・スルツキー監督の解任を受け、自身も12月に退団した。1月31日にボタフォゴへの移籍が決まり、今月15日のリオデジャネイロ州選手権バングー・アトレティコ・クルーベ戦(1-1)に先発出場。ついに新天地デビューを果たし、前半30分にPKからゴールも挙げていた。

 新型コロナウイルスの影響を受けてブラジルサッカー界も中断しているなか、本田は世界中の記事などをSNS上で紹介しながら持論を展開。そうしたなか、16日に再びツイッターを更新した本田は、「なぜ努力するのか? 何のため? コロナウイルスは僕にいろいろなことを考えさせる」とツイート。世界的な騒動が思考を深めるきっかけになっていると明かした。

 さらに本田は続けざまに投稿し、「何事にも一長一短があり、この危機を前向きに考えることができる」と言及。新型コロナウイルスの被害は日に日に拡大し、悲観が広がる状況下でも物事を前向きに捉え、考えを深めていくことができると訴えた。

「素晴らしい」「その通り」「表裏一体」「家族の大切さが分かった」といった意見から、「簡単じゃない」「難しい」という声も上がっている。この難局において一人一人がじっくり考えること。それこそ本田が願っていることであり、投稿によって反響が広がっている。(Football ZONE web編集部)

ボタフォゴでプレーするMF本田圭佑【写真:Getty Images】