リバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネ(28)の移籍を巡り、現役時代、リバプールで活躍したジョン・オルドリッジ氏が自身の見解を述べた。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。
2016年夏にサウサンプトンからリバプールに加入したマネは、3トップの一角として長らくクラブの攻撃をけん引。今シーズンも公式戦38試合に出場し18ゴール12アシストを記録。30年ぶりのリーグタイトルを狙うリバプールの原動力となっている。
見事な活躍を見せるマネには、レアル・マドリーからの興味も度々報じられる中、オルドリッジ氏は移籍する必要がないとの見解を示した。
「リバプールを去るすべての選手がもがくわけではない。マンチェスター・シティのラヒーム・スターリングを見てほしい」
「しかし、フィリペ・コウチーニョは上手くいかなかった良い例だ。彼がリバプールからバルセロナに移籍した時、彼はキャリアの頂点にいたが、それ以降は横ばいになっている」
「さらに、今のリバプールはバルセロナやレアルよりも優れたチームだ」
「バルセロナについては多くのことを感じている。私がスペインでプレーした時、バルセロナに行くのが大好きで、私にとって幸運の場所だった」
「しかし、プレミアリーグは世界で最高のリーグだ。天気があまり良くないかもしれないが。リバプールは地球上のクラブの1つであり、今の世界チャンピオンだ」
「物事がうまくいっているときは、それを楽しむだけでいい。マネが18カ月以上にわたって活躍していることは確かだ」
「そうは言っても、選手が本当に退団を望んでいるなら、現代において彼らをとどめておくことは難しいだろう」
「しかし、マネはそういったタイプには見えない。彼と話したときはいつも謙虚で、フェルナンド・トーレスのような扇動するタイプには見えない」
「そして、仮にバルセロナに移籍したとしても、メッシを超えなければならないことを忘れてはいけない。マネは素晴らしい選手でバロンドールを勝ち取ることができる。そして、リバプールにいる間は他のどのクラブよりも勝つチャンスがある」
必ずしもスペイン2強への移籍がキャリアアップに繋がるわけではないとしているオルドリッジ氏だが、近年のリバプールの躍進ぶりを見るとその通りかもしれない。
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