4月に入ってから少し経って、私が暮らす“もぃもぃ島”のさくらが散り始めた。風に舞ったはなびらも池の水面に浮かぶはなびらも全部きれいだなぁ。今年はコロナウイルスの影響でお花見ができなかったけれど、こうして島でさくらを眺められたからよしとしようか……なんて考えていたら気づいた。さくらが散っているということは、ピークを過ぎたということでは!? まださくらのレシピは“おはなみのちょうちん”としずえがくれた“おはなみセット”しか入手できてないのに……。そんなとき、Twitterで希望の光にも似た情報がもたらされた。
はい、ということで『あつまれ どうぶつの森』第3回目となる今回の記事では、電脳空間に漂う都市伝説と島ライフを彩るファッションについて紹介するよ!

文 / 大部美智子

◆一筋の光明の都市伝説? ならば実際にやってみよう!

あつまれ どうぶつの森』は、プレイヤー一人ひとりが思い思いの島ライフを送るゲーム。それは、誰ひとりとして同じ一日を過ごした人はいないと言っていいかもしれない。なのでと言うかだからと言うか、Twitterを見ていると流れてくるのですよ、「●●のレシピを手に入れた!」とか「うおおー! ▲▲が釣れたー!!」とか「マイデザインを公開しました♪」とか。みんながそれぞれに島ライフを満喫していて、ゲームプレイできない時間でも“#どうぶつの森”のタグを眺めているとたくさんの人の島ライフが想像できて楽しい。と同時に、多くの人が手に入れているさくらのはなびらを使ったレシピが全然入手できていないことに気づいた。どうして!? 

そんなときTwitterに嘘か真かこんな情報が流れて来た。「レシピの入手には風水が影響しているのではないか……」と。「以前プレイした『とびだせ どうぶつの森』ではたしかに効果を実感した!」と言う発言がネットのそこかしこで見受けられた。ほう、風水とな? 風水と言えば一般的に「家の東側に●色のものを置きましょう」とか「お財布を黄色にすれば金運アップ☆」とか「鬼門に水場があると……」という、方角や色が重要な開運方法というイメージで、風水に詳しくない私からすると「占いのようなものかな?」という認識。でも「部屋を掃除すると運気上昇!」という考えはリアルの生活で実践しているので、風水という言葉に縛られない生活に深く根付いたことなのかもしれない。
話がそれた! Twitterの情報によると、部屋の玄関側に緑色のもの、右側に赤色のものを置くと、風船やメッセージボトルの中身がさくらのレシピになりやすいとか……。本当か? 本当か!? 信じるぞ!? 風水パワーよ、オラに力を分けてくれー!! 楽しさは自分で探すゲーマーなので攻略情報系のサイトは基本的に見ないんだけれど、ネット上でまことしやかに流れている噂があればホイホイ乗っかっちゃうのだ。

早速、手持ちの家具から緑色のものと赤色のものを見繕って配置してみた。玄関にネコのトイレがあったり雑草が落ちていたり、元々かたづいているとは言えない部屋だったけれどさらにひどくなった。なるほど、なりふり構わず風水に傾倒すると大事な何かを失うのだな……。風水を取り入れつつ、オシャレでかたづいた部屋にするのは今後の課題にしよう。そんなことより効果を確認だ! 

もぃもぃ島では風船やメッセージボトルを確認できなかったので別の島に行ったけれど、ビックリするぐらい初めて出会うムシやサカナを捕まえられた。こ、これが風水の力なのか!? カミツキガメはもぃもぃ島でも釣ることができた。こんな凶暴なカメがいたのか……だから住民たちが川で遊ばないわけだ(?)。

しかし、いまに至っても目的のレシピはひとつも手に入れられていない。なぜ? 日頃の行いのせいなのかー!? ……と涙を流したけれど、手に入れられないものはしかたがない。おとなしく来年の春を待つことにする。予期せぬうれしい出会いもあったしね! 事実も迷信もネットの世界にはいろいろあるけれど、どんな情報があっても変わらないのはこだわり抜いた仕掛けや情熱を注ぎこんだ技術が緻密に折り重ねられた作品だということ。それらが楽しさを裏付けてくれているので、年単位で遊ぶことがすでに私や多くのプレイヤーのなかで想定されている。そのため「いま手に入れられないなら、もうやらない」という意識になりにくい。くっくっく、長く楽しませてもらうよ!
数日では風水の効果はわからなかったけれど、この情報に限らずネットフレンドから教えてもらう知恵は島ライフを一層充実させてくれることはたしかだ。たとえば自分の島にある岩はスコップで叩くとてっこうせきやねんどなどが手に入る。叩くことで最大8個までアイテムを出現させることができるけれど、テンポよく叩かないと出現する個数が減ってしまう。岩を叩いたときのノックバックタイミングがずれてしまうことがだいたいの理由なので、岩から2マス目に穴を掘って体がずれるのを防いでいた。

だけどフレンドの島に遊びに行ったとき、画期的な方法の採用を目撃してしまった。柵を使うのだ! フレンドは「Twitterで知ったんだよ~」と言っていたけれど、これなら穴を掘ることでスコップを消耗しなくて済む。やだもう、最初に思いついた人は天才。

最先端をひた走るベストオブ島人(しまんちゅ)にはあたりまえの情報かもしれないけれど、自分の目からはウロコがぼろぼろ。即座に実践できるこの豆知識はありがたい!
前回の記事で紹介したイトウというサカナが釣れなくて諦めかけていたとき、フレンドから「今日を逃すと、一年中イトウを釣れる島に行けるまでがんばらないとね」と言われた。えぇ、そんな島が本当にあるの!? 詳細や真偽はわからないけれど、そんな夢のような島があったらいいな……。

島と言えば有名なのが、タランチュラがいっぱい出てくるというタランチュラ島。襲われる恐怖と捕獲できたときの夢が詰まった島。だが、今日の今日まで一度も訪れたことがない。いつか行ってみたいなー! ちなみにいま現在の南半球ではタランチュラの代わりにサソリが出るそうな。どっちも怖い。

怖いといえば、もぃもぃ島でもよく遭遇するハチ。これまで一度も捕獲に成功したことがないと担当編集のO氏に言ったら、「なぜアミを持って揺らさないんだ!w」と言われた。なるほど、いきなり木を叩いてはダメなのだな……と、アミを持って木を揺らすクセをつけたら怒り狂うハチを見事捕獲! これで今後ハチに刺されることもなくなると思ったけれど、アミさばきが下手でたびたび刺されるのでありました。とほほ。
そんな風にネットフレンドの知恵に助けられて今日も島でのびのびと生きている。『どうぶつの森』の公式Twitterからは、暮らしのアドバイスとして「食べすぎちゃったフルーツをはやく消化したい時は、トイレにかけこめばいいだなも! スッキリするんだも♪」という衝撃的な知恵を授けられた。う~ん、スッキリ! これだからネットはやめられない……。

◆24時間お気に入りの格好で!

住民からもらったものや風船に付いたプレゼントエイブシスターズシャンクから購入したもの、マイデザインで作成したもの……本作にもたくさんのファッションがある。その種類は膨大で、気になったものを手当たり次第に買っていたら家の収納がパンパンになってしまったほど……増築しなきゃ。トップスやボトムスワンピース、くつ、くつした、かぶりもの、アクセサリー、そしてバッグまで……組み合わせを考えたら無限に広がっていく。

髪型や髪色はドレッサーや鏡があれば変更できるし、その種類はタヌポートでマイルと交換すれば増やすことが可能。ドレッサーや鏡を持っていなくて歯を食いしばっていた私に、息子が風船から手に入れたドレッサーを譲ってくれた。なんていい子なのかしら……。

これもTwitterを見ていて知ったことだけれど、大勢の人がマイデザインに情熱を注ぎこんでいる。スイーツモチーフのものや自分が以前から着たいと思っていた憧れの人物の衣装など、それぞれが思い思いの愛を込めてドットを打っているのがよくわかる。Twitterの“#マイデザイン”のタグを見るとその熱量に感服。「レース部分をこだわりました」とか「このデザインは砂浜におすすめです!」とか「和風建築に合うデザインになっています」と、作者さん……ここはもう職人さんと呼ばせてもらうけれど、職人さんたちの珠玉の逸品がそれはもう大量に! IDを公開している人もいるので、お気に入りの作品と出会ったらエイブシスターズにあるショーケースからアクセスだー!(※Nintendo Switch Onlineへの加入が必要です)

マイデザインすごいところは、ドットで作成しても自動的に補正されて滑らかな線になるところ! タッチペンがなくてもきれいな曲線になるので、気軽にデザインを楽しめる。ハート型や星型など、定型のスタンプもあるのでササッと装飾することも可能なのだ。

ファッションの種類が多いだけでなく、ファッションをより楽しませてくれるギミックもある。たとえば“ステッキ”を使うと、事前にクローゼットで登録しておいた服装に“変身”することができるのだ! 私が持っているのは“スターなステッキ”だけど、ほかにも“たけのステッキ”などさまざまなステッキがある。

ステッキにはファッションを8種類まで登録できる。サカナ釣りのとき、ムシ捕りのとき、フレンドの島を訪問するときなどの状況や気分に応じた組み合わせを登録しておくと、魔法のように一瞬で見た目を変えられて気分もアゲアゲ。くるりんぱっ☆ と変身する姿はずっと見ていたくなっちゃうほどかわいい

流星群の夜とは流れ星が一晩中降り注ぐ日のこと。流れ星が見えている間に手に何も持ってない状態でAボタンを押すと、両手をギュッと組んで星にお願いをすることができる。翌日、島の海岸に行くといいことが……夢がある! 流れ星を見かけたらすぐにお願いだー!

ファッションの奥行という意味で紹介しておきたいことがもうひとつ。それは島の住民へのプレゼント。くだものやムシ、サカナもそうだけれど、だいたいのものが住民にプレゼントできて、しかもそれを身に着けたり部屋に飾ったりしてくれるのだ。

プレゼントを渡したとき「もらいっぱなしじゃ申し訳ないから……」とベルをくれることがあるけれど、ちょっと寂しくなる。いいのよ! そのまま受け取ってちょうだい!!
本作には住民に好きなファッションやしぐさをさせられる場所がある。それは……パニーの島にあるスタジオだ。早速つぎの章で紹介……と言いたいところだけど、今回の記事も大ボリュームになってしまったのでまたの機会に持ち越し。楽しいことが多すぎて、どうしてもテキストが膨らんでしまう……。ライター編集者としてそれはどうなんだと思うけれど、全部『あつまれ どうぶつの森』のせいにしておこう。楽し過ぎるのがいけない! ありがとうございます!(五体投地)
さてさて、ということで次回は第4回目にして最終回。パニーのスタジオと島の博物館、そしてもぃもぃ島の開発について紹介する予定。だけど……ひとつひとつが独立したゲームにできるんじゃないかというぐらい楽しめるので、はたして語り尽くせるのか……いいや、まとめてみせる! ではまた次回―!

(c)2020 Nintendo

ネットの世界で繋がる島ライフあつまれ どうぶつの森』噂と知恵とファッションと……は、WHAT's IN? tokyoへ。
(WHAT's IN? tokyo)

掲載:M-ON! Press