ユヴェントスのマウリツィオ・サッリ監督が、チェルシーを率いていた当時のことを振り返った。17日に、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
サッリ監督は、2018年7月にチェルシーの新監督に就任。初となるイタリア国外での指揮は、就任初年度にしてヨーロッパリーグ(EL)を制する形で結果という実を結んだ。だが、エキセントリックな性格も災いしてか、選手たちとの関係は決して良好とは言えなかったようだ。
「ハイレベルなチームの指揮官になると、選手たちと個人的な関係を築くのがより難しくなる。チェルシーのロッカールームでは、選手たちと対立関係にあったと言えるけど、私が退団を伝えた時には多くの選手が泣いてくれたよ」
「私は、背中を撫でておだてるタイプの人間ではないからね。選手たちに足りていない部分について多くを語り、良くやれていることについてはあまり語らない主義なんだ」
「イングランドでは、サッカーだけでなく、若者に多くのチャンスが与えられているという感覚を持ったよ。そうは言っても、私はイングランドに住み続けるという選択はしなかっただろうけどね。ただ、サッカーに関してはまた別の話だ。プレミアリーグがとても恋しいよ。並外れた技術レベルと、信じられないほどの雰囲気を持っているコンペティションだから」
結果的に、わずか一年でイングランドを去ったサッリ監督だが、その短い期間でプレミアリーグの魅力に取り憑かれてしまったようだ。
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