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英時間17日、ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻が『BBC BREAKFAST』にビデオ通話で出演した。そのなかで夫妻は、ロックダウン中の心の健康維持の大切さや、高齢の親族への懸念を明かすとともに3人の子供達との隔離生活などについても語った。

イギリス全土でロックダウンが続くなか、ビデオ電話を通じ精力的に公務に励んでいるウィリアム王子・キャサリン妃夫妻。現地時間17日には朝の情報番組『BBC BREAKFAST』にそろって出演し、パンデミックが人々のメンタルにもたらす影響や高齢の祖父母、父親の健康面への懸念などを語った。

夫妻は17日、公式SNSを通じて心の健康に関するNHS(イギリスの国営医療サービス)の取り組み「Every Mind Matters」を紹介したが、『BBC BREAKFAST』でもその活動について言及した。ウィリアム王子は、人と繋がりポジティブな気持ちを維持し、友人や家族との会話を持つことが極めて重要な鍵を握っていること、ロックダウンという状況によって生じる特殊な感情あるいは困難に立ち向かうなかで、その秘訣やアイディアを収集することが向こう数週間を乗り切るうえでとても大切になってくることなどを力説した。「Every Mind Matters」のウェブサイトには、ロックダウン中の子育てや在宅勤務を乗り切るアイディアなど国民にとって有益な情報が公開されており、ウィリアム王子はこういった情報が「人々にとって今まで以上に重要なツール、不可欠なサービスになる」とも明かしている。

またウィリアム王子は父チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染したことに言及し、

「最初はかなり心配しました。父の年齢を考えれば、ハイリスクに当てはまりますから。」
「でも父はこれまで何度も風邪や肺感染症と闘ってきましたから、父なら(新型コロナウイルスに)打ち勝つことができると思ったのです。」

と当時の心境を明かした。まもなく94歳の誕生日を迎える祖母エリザベス女王エディンバラ公フィリップ王配(98)については「なるべく人との関わりを避け、ウイルスを可能な限り遠ざけるために、あらゆる手を尽くしている」と明かすも、今後長期にわたり隔離生活が続いた場合、そのことが高齢者やその家族に与えるインパクトを考えると不安である―と心境を吐露した。

なお現在、夫妻は3人の子供達とともにノーフォーク州アンマーホールの別荘で過ごしているが、ジョージ王子とシャーロット王女は学校のオンライン授業が休みだったイースター休暇中もそれまでのルーティーンを続けさせたそうだ。子供達にとって「日々のルーティーンが大事」との考えによる決断だったが、

「すごくイジワルなことをしているような気持ちになってしまいました。」

キャサリン妃が母親としての“ジレンマ”を明かす場面も見られた。3人の子供達は毎日、テントを張ったり、料理やベーキングを楽しんでいるほか、家族とのビデオ電話を頻繁に行っているもよう。いたずら盛りのルイ王子は「赤いボタンを見るとすぐに触りたがる」そうで、会話もしょっちゅう中断されてしまうものの、キャサリン妃の両親やチャールズ皇太子はこのビデオ電話を通じた孫達とのやりとりを楽しみにしているようだ。

在宅公務を通じて国民や“キーワーカー”らに寄り添う傍ら高齢の両親や祖父母を気遣い、さらに3人の子供達との時間も大切にしているウィリアム王子・キャサリン妃夫妻。テレビ番組を通じて垣間見られた2人の人柄には、視聴者から称賛の声が多数あがっている。

画像は『Kensington Palace 2020年4月17日付Instagram「The Duke and Duchess of Cambridge spoke with the BBC about why #EveryMindMatters, as well as the extraordinary job NHS and frontline workers are doing.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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