アル・ヒラルに所属するFWジョビンコ、名門バスコ・ダ・ガマがオファー準備

 昨年のアジア王者アル・ヒラル(サウジアラビア)に所属する元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコにブラジル行きが浮上している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 ジョビンコは昨夏にアル・ヒラルに加入すると、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントで活躍。浦和レッズと対戦した決勝でも確かな技術を見せつけていた。

 そのジョビンコは、来季に向けて欧州帰還の可能性が浮上していた。過去に所属したイタリアセリエAパルマが獲得に乗り出すという報道があり、ジョビンコ自身も真剣に検討していると伝えられていた。

 一方で、そのジョビンコに対してブラジルの名門バスコ・ダ・ガマが獲得に乗り出す意志を明らかにしたという。パルマでは難しいとされるアル・ヒラルでの年俸600万ユーロ(約7億2000万円)を確保したうえで、さらにレプリカシャツの販売などで得られるマーケティング利益をボーナスに乗せるオファーを提示する用意があるという。

 ブラジルは選手の豊富な“輸出国”であるものの、元日本代表FW本田圭佑がボタフォゴに加入するなど、逆輸入の流れも生まれつつある。過去にはアメリカMLSでもプレーしたジョビンコは、今度は南米に新天地を求めることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

アル・ヒラルの元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ【写真:Getty Images】