4月19日(日)放送の「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)では、東京・聖路加国際病院の感染管理を一手に任されている感染管理専門家の坂本史衣氏を紹介する。

【写真を見る】番組開始以来「情熱大陸」のナレーターを務める窪田等

4月7日安倍晋三首相は新型コロナウイルスの急速な感染拡大を食い止めるために、緊急事態宣言を発令。この重大な局面に、医療現場では患者の命を救うため、あらゆる手段が講じられている。

坂本氏が勤める聖路加国際病院もその現場の一つ。ウイルス感染で最も防がなければならないのが「院内感染」だ。ひとたび院内感染が発生すれば、すべての医療の機能を崩壊させ、患者と医療従事者の命が危険にさらされる。

坂本氏は病院の感染管理対策を20年近く行ってきた。目下、感染者が入院した時にどうすれば院内感染を防ぐことができるのか、感染者への対応手順や導線の確認、病院職員のメンタルケアなどに奔走している。

坂本氏は看護大学を卒業後に看護師になったが、臨床現場が肌に合わず退職。客観的に物事を見る性格が、患者に寄り添う現場に合わなかったという。

だが、アメリカに留学した坂本氏は、そこで感染管理の重要性を知ることに。病院の“縁の下の力持ち”として院内感染を防ぐため静かな闘志を燃やしている。

今、坂本氏はこれまでで最も手ごわい“見えない敵”と立ち向かっている。その奮闘の“最前線”が放送される。

■ 坂本史衣氏プロフィル

1968年福岡県生まれ。幼少期は父親の仕事で日本とアメリカを行き来する生活。母親の勧めで看護大学に進学。聖路加国際病院で看護師を始めたが、臨床の現場が合わずに退職。

その後、アメリカに留学し感染管理の重要性と奥深さに出会った。偶然出会った医師の推薦で、一度辞めた聖路加国際病院に戻り、院内の感染対策に20年近く取り組んでいる。

2003年、感染管理および疫学認定機構による認定資格を取得。日本環境感染学会理事、厚生労働省厚生科学審議会専門委員などを歴任。趣味は子どもとテレビゲームで遊ぶこと、という優しい母の顔も。(ザテレビジョン

感染管理専門家の坂本史衣氏