ペルー1部のプリメーラ・ディビシオンに所属するアリアンサ・リマは、U-23ペルー代表DFクライバート・アギラール(16)のマンチェスター・シティへの完全移籍が合意に至ったと発表した。

なお、アリアンサの発表によると、アギラールは国際サッカー連盟(FIFA)の規約によって国際移籍が認められる2021年5月5日の18歳の誕生日まで、レンタル移籍という形で残留することになる。また、再販時の移籍金の数パーセントを受け取る契約になっているという。

ブラジル代表DFダニエウ・アウベスをロールモデルに掲げ、右サイドバックを主戦場にスピードを活かした攻撃参加や、対人守備を特長とするアギラール。
2019年11月2日16歳でプロデビューを飾ると、今季ここまでの公式戦2試合に出場。さらに、ペルー代表においてはU-23チームに飛び級で招集されるほどの逸材だ。

シティへの加入が内定した16歳の若武者はアリアンサの公式サイトで喜びを露わにしている。

「シティ行きは僕のキャリアにおいてとてつもなく大きなことだよ。彼らが自分の存在に気づいてくれたことを心から嬉しく思うよ」

「シティは魅力的なプレースタイルを志向し、並外れた選手やテクニシャンが揃っているね。その中で僕の目標はトップチームに定着し、傑出した選手になることさ」

「個人的にはアリアンサの選手としてヨーロッパへの移籍のチャンスを得られたこと自体が嬉しいよ」

なお、アギラールが2021年に18歳の誕生日を迎えるまでに大きな成長を遂げた場合、即シティのトップチーム(リザーブチーム)に加入する可能性もあるが、イギリスの労働許可証や単純な実力を考慮すれば、同じ『シティ・フットボール・グループ(CFG)』に属するジローナ(スペイン)やニューヨーク・シティ(アメリカ)へのレンタル。あるいはオランダスコットランドへの武者修行が想定される。

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