人気俳優の「手」にフォーカスした新連載『キミと手をつなぎたい。』。デート中のひと時のような、思わずドキっとしてしまうグラビアと、占い師・真木あかり先生による手相診断から見えてくる、プライベートな一面に迫った好評インタビュー連載に小関裕太さんが登場。

子役時代を経て、いまではすっかりステキな20代の男性としての魅力を振りまいている小関さん。4月期ドラマではテレビ東京系「ドラマBiz」枠で鈴木京香さん主演の『行列の女神〜らーめん才遊記〜』に出演。ラーメン向けフード・コンサルティング会社の社員でマダムキラーの白坂隼人を演じている。そんな彼の気になる「恋愛運」や「金運」は? 診断結果から、学生時代の思い出や結婚への憧れ、仕事への意識などが浮き彫りに!

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 増永彩子

◆ストレス線なし!「イヤなものは、ちょっと遠回しに嫌味を言うかな(笑)」

ーー 小関さんご自身も自分の手が好きだと伺いました。

好きです。父は手の指が長くて、母は手のひらが大きいんです。僕はその両方をもらって、舞台映えする手だと言われています。この連載に選ばれて嬉しいです。

ーー 気になる手相結果ですが、「どの線も濃く太く、特に生命線と運命線がくっきり。金星帯(モテる人に出る相)も、財運・人気運もはっきりと出ており、バイタリティあふれる素晴らしい運の持ち主。リーダーシップもあり、アツい積極性でたくさんのものを掴み取っていかれるでしょう」とのこと。

わー、嬉しいです。確かにどちらかというと昔からリーダー気質です。中学生のときも体育祭でリーダーをやったり、合唱祭では指揮者をやったりしていました。もともと音楽がすごく好きで、指揮者には自分から立候補したんです。そこから「この曲はこういう楽曲なので、こういう風に歌ってください」とか、「ここは静かな表現で」とか、先生と話し合いながら色々こだわってやっていたのを覚えてます。指揮者賞もいただきました。

ーー それは凄い! 率先してクラスをまとめていたんですね。

やりたがりだったので(笑)。それに友達がやる気になっていくのも好きなんです。母がそういうタイプで、「こういう風に言われたら嬉しいよね」とか、やる気のない子がいたら、「どうしたらやる気が出るのか一緒に考えよう」とか言われていたので、幼稚園のころから、元気のない子には話しかけたりしていました。

ーー お母さまが素晴らしい方なんですね!

おかげで、自分からアイデアを出したり、引っ張っていくのは好きです。

ーー では、続いて性格。積極的で直感重視。「思い立ったらすぐに行動を起こすバイタリティあふれる性格」ということですが、いかがですか?

もともと感覚的にセリフを覚えるとか、人と初めて接するときにも直観を意識していたんですが、感覚じゃ補えないものと出会うようにもなって、考えてから何かをするようにしていた時期もあったんです。でもそれだとなかなか踏み出せなかったり、考えるだけで終わっちゃうことが多くなったので、これじゃイカン!と思ってまた感覚的に行動できるように戻しました。

ーー お若いころからお仕事をされているので、経験が豊富で、考え方も変化を経てるんですね。

環境のおかげです。

ーー 実は診断にも「頭脳線が短めなので、あれこれ熟考するよりはまず行動を起こし、“行動や体験から学ぶ”ことを好む」と出ています。

直観重視でやりたいと思いますが、やってみた後の結果から考えるようにはしています。

ーー 体験といえば、小関さんは趣味が豊富ですよね。お仕事で経験したことも趣味に取り込んだりされていますが、今ハマっていることは?

最近はキャンプです。次の日の午前中だけお休みがあったとしたら、仕事終わりの夜に車を出して向かったり。朝遅めに起きて、肉だけ焼いて食べて、そのまま現場に行くこともあります。

ーー お忙しいのに、バイタリティがすごいですね。

むしろ、それがリフレッシュになってますね。

ーー 流行りの一人キャンプですか?

基本ひとり行動が好きなんですが、タイミングの合う友達がいたら「今からいくけど、もし空いてたら」って一緒に。ひとりで行っても、キャンプ場のオーナーさんとも仲良くなれたので、一緒にお酒を飲んだりして楽しんでます。

ーー キャンプにハマったきっかけは?

昨年の秋に初めて開催した写真展の構想を練る場所がほしいなと考えたときに、家とか都内だと忙しい気分になっちゃうから、キャンプ場がいいなって思ったんです。フィンランドで撮った写真を展示しようと思っていたので、自然に囲まれた場所だと気持ちも入りやすいかなって。

ーー ちなみに対人面についても出ています。「自己アピールが上手。社交的で誰にでも気さくに接しますし、面倒見も良いです」

いいことばっかり!(笑)。

ーー キャンプ場のオーナーさんともすぐに仲良くなってしまうのも納得です。

人と出会って、話したり、その人を深く掘り下げていくことに興味があって好きなんですよね。学生時代も、ストレスを感じずにみんなと仲良くなれたかなと思います。

ーー 小関さん、ストレス線がないらしいですよ。

そうなんですね(笑)! 嫌なことがあっても忘れちゃうんです。

ーー ちなみに同じ業界内でのお友達は?

須賀健太とか神木隆之介さんが同じ学校だったこともあって、仲良しです。一緒のラインというとおこがましいですけど、子役からという境遇が一緒なので、お互いに分かり合えるところがあるというか。ふたりとも年上なので、勉強になることもあります。友人でありながら尊敬できる先輩でもある関係です。

ーー 同じ境遇でやってきたからこそ、分かり合えるものがあるんですね。

境遇や抱えているものが同じだったりするんですよね。嬉しいポイントだけじゃなくて、嫌なことも。あとは子役からやっていると、変に器用になって“いろんなもの”を見ないようにする技術を会得していくというか。高校生の時点ではもうみんなそうでした。

ーー なるほど。先ほど、いいことばかり!と喜んでらっしゃいましたが、こんな結果も出ています。「若干ズバッと言い過ぎるところがあり、せっかくの優しさや明るさが“いい人だけどちょっとザツ”と思われることも。相手をホメるように話すと持ち前の温かな人柄も伝わりやすいでしょう」

あります(笑)! でも、イヤなものはイヤだと言いますけど、言い方は変えてます。ストレートに伝えるんじゃなくて、ちょっと遠回しに嫌味を言うかな(にやり)。

ーー えぇ!? それ怖いやつですよね(笑)

あはは。気づくか気づかないかくらいで嫌味を言うかも。ズバっというよりもトゲがあるかな(笑)。

◆4.5回の大恋愛を経験。「告白は自分からするほう」

ーー 続いて「運命運」。「とても強い運をお持ちで、今の仕事は、老年期まで長く続けていかれるでしょう」と。いかがですか?

高校3年生のときに「この仕事でやっていくぞ!」と決めたので嬉しいですね。もともと、力を抜くことができないタイプで、お芝居も勉強もやりたいと思っていたんです。むしろ両立しないとセリフも入らないし、学校の勉強にも身が入らないくらいの感覚だったんです。でも高3のとき、初主演舞台『FROGS』で、「今までの両立って本当に両立と言えたのかな」と思ったほど、両立の厳しさを初めて実感して。演出の岸谷五朗さんから言われたことを、次の日には改善していたいのに、テスト期間中だったり、どっちも120%でやりたいと思っているのに、結局両方が100%にもならなかったりして……。壁にぶつかりました。そのときは、すごくお芝居に苦手意識を感じ始めてもいたんです。だけど、今自分が一番向かい合いたいのはお芝居かなと思ったんですよね。

ーー 苦手意識を感じ始めていた時期に、決断したんですね。

中学生のときに出会った先生の影響で、「苦手なものを好きにすることを得意にしたい」と思っていて。お芝居もちゃんと得意なものに変えていきたいと思ったんです。そして「必ず役者さんをベースにやっていくんだ」と。

ーー 両方100にならないのを痛感したのは大きかったんですね。

ひとつのことを120%でやりたいなって。それに向かって進んでいる最中です。

ーー 続いて、気になる「恋愛運」です! 自分ではどんなタイプだと思う? モテるほう?

いや、モテないと思います。

ーー 診断では「非常にモテます」と出ています。

えー、やった~!(笑)

ーー 「知らずしらずのうちに人を引きつける、フェロモンがあり、愛情深く、好きだと思えば積極的にアプローチ、恋もたくさんするでしょう。スキンシップや情熱はかなりのもので、相手が夢中になる度合いはかなり強め」と。

そうなんだぁ。好きになってくれたなら言ってほしいですよね~。でも、告白は自分からするほうです。昔から全く告白されないんですよ(笑)。告白されないんだったら好きという気持ちに正直になって、自分から告白しようと。

ーー 告白して、フラれることもある?

あります、あります。

ーー ちなみに、手相結果では4回ないし5回の大恋愛を経験するそうですよ。

おお! でももうすでに2回くらいしていると思います。あくまでも自分のなかでは、ですけど(笑)。

ーー 早い! では、あと2.3回の大恋愛を経て、結婚は「30代」とのことです。

先なんだな~。でも、理想も30歳くらいだったのでいいかな! だけどお相手がいて結婚できるなら、いますぐにでもしたいんです。子供が欲しいんですよね。若いお父さんに憧れていて。母も「忙しい間は私が面倒みるから」と言ってくれてて、「じゃあ、頼んだよ」と今から伝えています(笑)。

ーー 最後に「金運」。

なさそう~(笑)。

ーー 「仕事運の好調さと連動して金運が上がる運。宝くじに当たったり、誰かに大金をもらったりするような棚ぼた式の金運ではなく、自らの仕事でしっかりと稼いでいきます」

ありがとうございます! 確かにギャンブル運はないです。友達同士でゲームとかで何か賭けたりすると大負けするし(笑)。

ーー あはは(笑)。現在の手相では、20代半ば〜30歳くらいまでにチャンスが巡ってくると出ていて、「この時期にしっかりと仕事に邁進すれば今後の運も安定します」と。まさに今ですよね。

ですね! 自分で稼いでいけるように頑張ります!

◆新ドラマではマダムキラー役。毎シーン違うスーツ姿も楽しんで!

ーー さて、いよいよスタートする、小関さん出演の連続ドラマ『行列の女神〜らーめん才遊記〜』はお仕事ドラマですね。

フードコンサルティングのドラマです。もともとコンサルタントとかビジネスやそこでの人間関係に興味があったので、楽しいです。

ーー フードコンサルティングのなかでも「ラーメン」が軸です。

ラーメンは共演者の方もみんな好物なのでワクワクしながら現場に集まっています。試食のシーンや、登場人物誰かの行きつけのラーメン屋さんに行いくシーンもあるので、ちょくちょく食べられます。

ーー ちなみに小関さん自身は何ラーメンが好き?

塩ラーメン。あっさりじゃなくて、ちょっとコクのある鶏ガラ塩ラーメンが好きです。

ーー そして今回はスーツ姿ですね。

僕が演じる白坂隼人はマダムキラーという設定で、ニヒルな感じなんですが、実は毎シーン、着ているスーツやネクタイ、時計、バックなんかが違うんです。「一体、どこからそんなお金が発生しているの?」と思いますが、そこはマダムキラーなので(笑)。僕、スーツももともと好きで趣味のひとつなんですよ。今回のスーツはステキなものばかりで、僕自身も毎回楽しみなんですが、見てくださる方も、目でも楽しんでもらえると思います。

ーー それは楽しみです! 小関さん自身は仕事への意識など、20代になって変わってきたことはありますか?

恋愛だけじゃなくてお芝居の好みとか人間関係とか諸々ですが、“自分の好き”に正直になってきた気がします。自分自身に自信が出たからかな……、いや、持たせてもらっているのかもしれないです。それによってお仕事も生活も、より楽しく過ごせているという自覚があります。

ーー 最後にドラマの見どころをひと言お願いします。

今回はフードコンサルティングがテーマになっていますが、コンサルティングって何だろうと考えながら見ると、ほかの職業でも、役者でもサラリーマンでも、仕事じゃなくても学校での付き合いとか、SNSとか、何においても生きてくることが描かれています。なので、自分の生活のなかに置き換えて見てもらえると、きっと人生が豊かになると思います。

(c)テレビ東京

小関裕太、大恋愛は経験済み!?「早く結婚して若いお父さんになりたい」。“手相”から分かったバイタリティ溢れる人間性は、WHAT's IN? tokyoへ。
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掲載:M-ON! Press