主宰の上田誠が作・演出を務める舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』が中止となり、劇団初の長編映画『ドロステのはてで僕ら』公開も延期となるなど、コロナウイルス自粛の波を大きく食らうことになってしまったヨーロッパ企画。しかしラジオや映像など、演劇以外の様々なメディアを使いこなしながら、多種多様な遊びや笑いを提供していく彼ららしく、2020年4月20日(月)~24日(金)、5月1日(金)~6日(水)の各日22:00から約30分、YouTube Liveヨーロッパ企画の生配信』を、ヨーロッパ企画YouTube公式チャンネルにて行うことを急遽決定した。

映画『ドロステのはてで僕ら』2分予告。現時点では東京・京都で5月上旬に公開予定。

現在予定されているプログラムは以下の通り。


4/20(月) 集まれる人集合! フレンチトーストを食べる会 
<内容>集まれる人でフレンチトーストを焼いて集まって、食べる会です。 
<参加者>石田剛太、酒井善史、角田貴志、中川晴樹、永野宗典、本多力、藤谷理子、黒木正浩、上田誠 

4/21(火) おうちでイシダカクテル(by こちらヨーロッパ企画福岡支部) 
<内容>石田がカクテルを作りながら飲んで話す夜。シェーカーを振ってちゃんと作ります。 
<参加者>石田剛太、池浦さだ夢、美舞 

4/22(水) 『スーパードンキーヤングDX』リモート反省会 
<内容>イエティ前回公演の出演者と演出家がリモートで集まって、反省会をいまさらやってみる。 
<参加者>大歳倫弘、石田剛太、酒井善史、角田貴志、中川晴樹、呉城久美、藤谷理子、木下出 

4/23(木) 暗い旅ポータルを見ていく旅(by ヨーロッパ企画の暗い旅) 
<内容>ショート動画コンテンツ「暗い旅ポータル」をひたすら見ていく、という夜。元ディレクターも登場。 
<参加者>石田剛太、酒井善史、上田誠、鍋島雅郎、西垣匡基 

4/24(金) ラジオドラマの灯を消してはいけない(by ヨーロッパ企画のブロードウェイラジオ!) 
<内容>ラジオドラマを長らくやってきたブロラジが、過去の名作を掘り起こして聞いてみる。 
<参加者>永野宗典、藤谷理子、大歳倫弘 

5/1(金) 『ギョエー! 旧校舎の77不思議』シーン2を見て話す 
<内容>DVDデータ納品記念。怪異が山ほどおこるあの「シーン2」を、そこの出演者たちで見て話します。 
<参加者>石田剛太、酒井善史、中川晴樹、永野宗典、本多力、納谷真大 

5/2(土) 新作ラジオドラマタクシードライバー嵐山花子』試運転(by ヨーロッパ企画のブロードウェイラジオ!) 
<内容>『タクシードライバー祗園太郎』の姉妹編として生まれるラジオドラマ「嵐山花子」とは。放送前夜にひもといてみる。 
<参加者>永野宗典、藤谷理子、角田貴志、本多力、小林哲也 

5/3(日) 酒井の発明部屋を案内してもらう夜 
<内容>見たい人いますかね。酒井が自宅の「発明部屋」を案内してくれます。 
<参加者>酒井善史、石田剛太、中川晴樹、黒木正浩 

5/4(月) ゲームムービー『とりきめきナベリアル』をクリアする 
<内容>カウントダウンイベントで披露した、新作ゲームムービーわいわいと徹底攻略。 
<参加者>角田貴志、上田誠、中川晴樹、池浦さだ夢、鍋島雅郎 

5/5(火) 『浦安鉄筋家族』4発目をTVerで一緒に観る 
<内容>コメンタリーのような生配信です。みんなでせーのTVerを見ましょう。 
<参加者>本多力、中川晴樹、石田剛太、角田貴志、諏訪雅、上田誠 

5/6(水) 『ドロステのはてで僕ら』予習会 これまでの時間映画を見ていく 
<内容>上田がこれまで作りためてきた、短編時間映画『ゴ』『タイムマシン』『タイムブック』を観て話します。 
<参加者>土佐和成、藤谷理子、山口淳太、上田誠 ほか
 
 

現在放映中のテレビ番組『ヨーロッパ企画の暗い旅』や、ラジオ番組『ヨーロッパ企画のブロードウェイラジオ!』『こちらヨーロッパ企画福岡支部』と連動しながらの企画に加えて、劇団員・酒井善史のお部屋拝見などのゆるい企画や、今年のカウントダウンイベントで発表されて論議をかもした携帯ゲームムービー『とりきめきナベリアル』クリアに挑戦という、相当コアなファンしか喜ばなさそうな企画まで、彼ららしいバラエティ性とサービス精神に富んだプログラムだ。

今年のカウントダウンイベント中に発表された、劇団の映像スタッフ・鍋島雅郎が主役の恋愛ゲーム『とりきめきナベリアル』。

今年のカウントダウンイベント中に発表された、劇団の映像スタッフ・鍋島雅郎が主役の恋愛ゲーム『とりきめきナベリアル』。

上田誠からは、以下のようなコメントが届いている。

こんなときなので、ささやかなリモート生配信をはじめてみます。22時からの30分ほどを、いっしょに 過ごせたらと。大したことはやりませんが、毎夜、ちょっとしたお楽しみを届けます。それぞれの自宅から。ぜひ、気軽に覗いてみてください。ヨーロッパ企画の人たちが、なにかやっています。

またYou Tubeのヨーロッパ企画公式チャンネルでは、前述の『ヨーロッパ企画の暗い旅』傑作選を始め、過去に発表した短編映像の数々がアップされ、かなり充実した内容となっている。あわせて視聴すれば、どこにも出かけられないGWの憂さを、多少なりとも晴らすことができるはずだ。

ヨーロッパ企画。