HKT48が約1年ぶりとなる13枚目シングル「3-2(さんひくに)」を4月22日に発売する。指原莉乃さんが卒業する際にセンターを務めた『意志』に次ぐ楽曲となる。

【写真を見る】左から、渡部愛加里さん、田島芽瑠さん、田中美久さん、センターの運上弘菜さん、松岡はなさん、村重杏奈さんにインタビュー 撮影=濱本英介 (C)Mercury

同シングルのセンターは、4期生の運上弘菜さんが務める。作曲は「初恋バタフライ」(HKT48)や「君の名は希望」(乃木坂46)など、数々の人気曲を生み出してきた杉山勝彦さんが担当。

今回の選抜メンバーに選ばれた、センターの運上弘菜さん、松岡はなさん、田島芽瑠さん、村重杏奈さん、渡部愛加里さん、田中美久さんにお話を聞かせていただきました。

■「歌詞もストレートで感情が伝わりやすくなっていて、新しいHKT48を見せられると思う」運上弘菜

――新曲についての印象を教えてください。

【運上弘菜】今回の楽曲は、いままでのHKT48のポップな感じや明るいイメージとも違っていて、前回のシングル『意志』とも変わっています。歌詞もストレートで感情が伝わりやすくなっていますし、ダンスもいままでにない振りになっていますので、新しいHKT48を見せられると思います。

【松岡はな】HKT48らしい明るい曲も好きなんですけど、今回の楽曲はかっこいい曲で、聞けば聞くほどいい曲だなと思います。早くファンの方の前で披露したいなという気持ちでいっぱいです。「3-2(さんひくに)」という不思議なタイトルになっているので、ファンの皆さんがSNSでどんな曲になるのかというのをいろいろ考察してくださっていました。

■「とっても印象に残りやすい、“神曲(かみきょく)”なんじゃないかなと思う」田島芽瑠田島芽瑠】今回の楽曲は、HKT48では珍しくせつない楽曲になっています。感情移入しやすい、一度聞いたら忘れられないメロディと言いますか、いつの間にか口ずさんでいる、私も最初に聞いたときからそうでした。ですから、ファンの皆さんにとっても印象に残りやすい、“神曲(かみきょく)”なんじゃないかなと思っています。いままでの表題曲のなかでも、私はかなり好きな曲です。どんどん聞くたびに好きになる曲です!

村重杏奈】はい、村重は今回の楽曲は挑戦的な曲だなと思いました。いままでのHKT48の曲はコンサートとかで、ファンの方の掛け声とかもあって「イエーイ」という感じで盛り上がる曲が多かったんですけど、この曲はファンの皆さんの前でどんな感じで披露するのかすごい気になるし、振り付けも『意志』とは違ってダンスが難しいんです。女性らしさだったり、しなやかさだったりを求められているなと感じました。ですので、メンバーみんなでめちゃめちゃ合わせながらがんばったので、そこが見どころです!

■「いままでのHKT48の楽曲にはないようなテンポや曲調になっている」渡部愛加里

渡部愛加里】今回は、いままでのHKT48の楽曲にはないようなテンポや曲調になっています。これまでのHKT48のイメージは“元気”“フレッシュ”だと思うんですけど、この曲を披露して新しいHKT48の魅力を見せられたらいいなと思っています。

田中美久HKT48はこれまでポップな曲が多かったんですけど、今回は、莉乃ちゃん(指原莉乃さん)が卒業してから初めて出す曲でもあるので、メンバー一人ひとりがもっと強い心を持っていかないといけない、いまのHKT48にとってはぴったりの曲です。ですので、そういう気持ちを込めて歌います。

――新しいHKT48を感じることができる楽曲だと思いました。今回の曲で運上弘菜さんはセンターを務められますね。センターに選ばれたときの気持ちを教えてください。

【運上弘菜】とにかくすごくびっくりしました。指原さんが卒業されたあとの、最初に出すシングルということがすごく頭にあって、自分がセンターで大丈夫なのかなというプレッシャーもあります。ですが、自信をもって前にでないと周りのメンバーにも失礼だなと思ったので、できるだけ自信をもってがんばろうと今は前向きな気持ちです。

――劇場盤のジャケット写真が運上弘菜さんのソロショットになっていますね。ソロショットのジャケット写真を見たときはどう感じましたか。

【運上弘菜】びっくりしました。最後がソロショットの撮影だったんですけど、ずっと緊張してて、最初は手が震えちゃって。でもうれしい気持ちが大きいので、本当はニコニコの笑顔で撮影したかったです。

――今回のジャケット写真はお揃いの衣裳でなはく、私服っぽい雰囲気になっていますがどう思いますか?

■「ジャケット写真は温め合いながら撮影しました」松岡はな【松岡はな】今の流行を取り入れた衣装だと思います。外で撮影したんですけど、天気もあまりよくなくてとにかく寒くて、みんなで「寒い寒い」と言いながら、温め合いながら撮影しました。

田島芽瑠】いままでのHKT48ジャケット写真は明るくポップなものが多くかったんです。前回の『意志』でちょっと変わったんですけど、それとはまた違ったやわらかさが加わった大人っぽい雰囲気になっています。Instagramとかでよく見るような、女の子が好きなデザインなのかなと。男性ファンの方にもきっと喜んでもらえると思います。

村重杏奈】村重はいろんなハプニングに襲われました!すごい寒いなかの撮影だったんですけど、雨が降っていたんですよ。「雨、やばくない!」と言ってもメンバーのリアクションがないので、おかしいなと思いながらメンバーを見たら、メンバー一人ひとりにスタッフさんが傘をさしてくださっていて、村重には誰もいなくて傘をさしてもらえていないという嘘みたいなことが起きてたんですよ!

実は、ひとりだけしゃがんでいたのでスタッフさんの視界に入っていなかったようです。ひとりだけ雨に打たれるという...。今回の選抜メンバーのなかで、一応先輩ですし、いま仕事もがんばっているつもりだったんですけど、まだまだなのかなって思いました(笑)。

渡部愛加里】私は今回選抜に入って『意志』に続いて2作目のシングルになるんですけど、『意志』はジャケット写真がかっこいい感じでかなり気に入っていました。今回のジャケット写真は、やわらかい笑顔で爽やかで、前回とはまた違うHKT48を出せたのではないでしょうか。

■「成人メンバーも多く、大人になったからこそできるジャケット写真だと思う」田中美久

田中美久HKT48はいままではポップなジャケット写真が多かったんですけど、今回はしっとりとしたきれいな感じになっています。これまでは、48グループのなかで最年少として注目されていましたが、20歳を超えた成人メンバーも多く、大人になったからこそできるジャケット写真なのかなと思います。いまのHKT48にしっくりときていて素敵だなと感じました。

――運上弘菜さんが初めてセンターを務められますし、新しいHKT48が動きだしたなと感じています。最後に意気込みを聞かせてください。

【運上弘菜】楽曲も衣裳もダンスもいままでのHKT48と違う雰囲気なので、新しいHKT48を見せられるチャンスだと思います。もともと持っているHKT48のイメージもいいと思うんですけど、こういうHKT48も出せるんだぞというのを、ファンの方はもちろんですけど、まだHKT48を知らない方にも見せたいです。

このシングルをきっかけに、HKT48を見つけてくださる方が増えるといいなと思います!

【松岡はな】今回の楽曲は聞けば聞くほどいい曲なので、ファンの方だけでなく、たくさんの方にも好きになってもらえそうな曲だなと思っています。この曲をきっかけにHKT48を好きになってもらいたいですし、弘菜ちゃんが初センターということで、弘菜ちゃんのセンターをきっかけにみんなに知ってもらえるといいなって思います。

田島芽瑠】いつでも仲良しで元気いっぱいの子どものイメージの強いHKT48だったと思うんですけど、今回の楽曲をきっかけに、こういうこともできる強いグループなんだなというのをたくさんの方に感じていただきたいなと思います。大人っぽい一面だったり、でもいつもと変わらないふざけ合っているような雰囲気だったり、いろんなHKT48を感じてもらえればいいなと思います。ステップアップの年だということでいろんなHKT48の顔を見せていきます!

■「HKT48の新しいスタートになるので、いいスタートダッシュが切れればいいと思う」村重杏奈

村重杏奈】今回のシングルが、指さん(指原莉乃さん)が卒業して初めての曲です。きっとこれがHKT48の新しいスタートになるので、いいスタートダッシュが切れればいいなと思っています。たくさんの皆さんに聞いてもらって、やっぱり指さんがいなくても、一人ひとりが大丈夫なんだねって思ってもらえるような曲になるように選抜メンバーとしてがんばります!

渡部愛加里】今回の楽曲をきっかけにいろんな方にHKT48を知っていただければいいなと思います。自分もHKT48の一員だということを自覚して、この曲をたくさんの方に愛してもらえるようになればいいなと思います!

田中美久】楽曲は自分のなかですごい大事だと思っています。楽曲が好きになってHKT48を好きになりましたというきっかけもあると思いますので、今回の楽曲を入り口にして他のHKT48の、シングルや別のカップリングを好きになってもらえるような機会にしたいです!

取材・文=野木原晃一 

HKT48が13枚目シングル「3-2(さんひくに)」を4月22日に発売する 撮影=濱本英介 (C)Mercury