アメリカのゲッティ美術館が、コレクションの絵画をあつまれ どうぶつの森内のマイデザインにインポートするためのQRコードを生成するツールを公開した。

 ゲッティ美術館どうぶつの森アートジェネレータは非常に使いやすく、美術館のコレクション(絵画、彫刻、図面など)を検索するだけで、Nintendo Switch OnlineモバイルアプリでスキャンできるQRコードが生成される。このオンラインツールは、Animal Crossing Pattern Toolに基づいているため、オリジナルのパターンを作成したり、既存の画像をブラウザ内で描きかえることができる。

 ゲッティ美術館のコレクション約70000万のほか、IIIF(International Image Interoperability Framework)マニュフェストのURLを貼ることによっての他の美術館や博物館の画像もインポートすることができる。URLの取得は大変骨が折れる作業になってしまうが、国際肖像画美術館のサイトでは比較的簡単に取得できるので、試していただきたい。

 また公式ツイッターや「#ACartgenerator」で検索すると、さまざまな使用例を確認することができるので、参考にするのもよいだろう。

 私自身も、どうぶつの森アートジェネレータを使用して部屋の中にギャラリーを作ってみることにした。これらは、人気アイドルアニメプリパラに登場する黄木あじみの、語尾につけられた画家の絵画を集めたものだ。このようにして、美術館が絶対にやらないようなキュレーションを自ら行うことができる。

 美術館や博物館が閉鎖している今、このようなツールによって新たな美術体験をうながす活動が増えてきている。なにかお気に入りの絵画がみつかるまで、このツールを試してみてはいかがだろうか。

文/tnhr

ライター
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan