新型コロナウイルスが終息し大切な人と再会できることを願った短歌イラストが、心に響くと反響を呼んでいる。


「しばらくは 離れて暮らす『コ』と『ロ』と『ナ』 つぎ逢ふ時は『君』といふ字に」——灰色で記された短歌には、水色、黄色、ピンクが散りばめられている。水色の「コ」、黄色の「ロ」、ピンクの「ナ」が組み合わさると、「君」という漢字が完成。大きく描かれた「君」を、色鮮やかな妖怪「アマビエ」が優しく見守っているようなイラストとなっている。


この短歌イラストは、イラストレーターのタナカサダユキさんが、新型コロナウイルスの感染拡大で、会いたくても会いに行けない人たちの「終息してほしい」という願いを反映した作品。「コロナ」の3文字が「君」になることに気付き、終息したら「真っ先に大切な人に会いに行きたい、その切なる想いを『君』という言葉に託せる」という着想から、五七五の形式を借りた短歌風キャッチコピーにしたという。添えられたイラストは、Facebookで短歌を披露した際に寄せられた「ぜひイラストにしてほしい」とのリクエストに応えて描いたとのこと。



10日ほど前に病院の待合で思いついたコロナ短歌を...

田中 貞之さんの投稿 2020年4月11日土曜日
画像提供:タナカサダユキさん