枝野幸男官房長官 枝野幸男官房長官2011年6月3日午後の官邸でのフリー会見で、菅直人首相の週に一度程度の記者会見だけでは首相の考えは国民に伝わらないのではないかという質問に対し、「諸外国を見ても国のトップメディアの取材にどういう頻度でどう対応しているかは国によって相当大きく違う」とし「どういった形で取材に応じるかは一義的には総理の判断」と語るにとどめた。

 一方で長官は、これまでの慣例を打ち破って自らオープン化した週に一度のネットフリージャーナリスト参加の長官会見を例に掲げ、毎日のぶらさがりに応じなくなって久しい総理との違いを強調した。

 また、「国民は、政策だけではなく政治家の性格や雰囲気も見たいのでは」との質問に対して長官は一定の理解を示し「(提案を)総理に、あるいは総理の取材対応について総理とご相談しているチームに伝える」と語った。

 枝野長官とニコニコ動画記者(七尾功)とのやりとりは以下のとおり。

七尾記者: 会見冒頭長官から"国民の不信感"というお言葉があったが一番の問題は総理がいったい何を考えていらっしゃるのかこの点だと思う。国民の不信を払拭するためには、個々の政策の推進は大前提であるが、週一回の会見だけでは物理的にもなかなか総理のお考えというのは国民に伝わらないと思うが、この点はいかがお考えか。

枝野長官
: これについては様々な見方、御意見があろうかと思っている。総理が例えば記者の皆さんとどの程度取材に応じられるのかというのも、小泉内閣より前の政権と小泉内閣以降とでは違ってきているし、菅総理がどういうことを具体的にお考えになっているかは別として私も正確には承ってはいないが、従来とは少し異なった形で記者の皆さんの取材に対応されるという方向に今現実となっているところだ。

 諸外国を見ても、国によって国のトップメディアの皆さんの取材にどういう頻度でどう対応されるかというのは、国によって相当大きく違っているようである。そうしたことを総合的に判断するなかで総理がどういった形で取材に応じられるのかというのは一義的には総理がご判断されていることである。人によっては官房長官の役割はスポークスマンだけの役割だけではないので、もっと記者会見の頻度は少なくていいのではないかという助言をしてくださるかなり有力なメディアの大物の方を含めて少なからずおられるが、私は従来の線で、なおかつ今日はオープン会見であるが(記者)クラブ以外の方の質問にも受けられるという機会を作ったというのは私の判断である。

七尾記者: 長官のそうしたお考えが国民に伝わって枝野さんに対する支持率が高くなっている面がお世辞ではなくあると思う。国民は必ずしも政策だけを知りたいのではなくて、その政治家の人格や雰囲気のようなものも見たい。ぶらさがりのスタイルがいいかどうかは別として、それは(国民に)伝わっていると思う。映像から。こうした点を是非ともご検討していただければ。

枝野長官: そうした意見があるということについてはなんらかの形で総理に、あるいは総理の取材対応について総理とご相談されているチームに伝えておく。

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http://live.nicovideo.jp/watch/lv52082516?ref=news#10:16

七尾功

枝野幸男官房長官