大手企業や先進的な中小企業、あるいはコワーキングスペースでは、PC作業をする人のためにスタンディングデスクが導入されている。文字通り、立ちながら作業をするための机だ。

これは座り姿勢での作業より健康に好影響をもたらすからだが、さらに健康増進を図ることができそうなタイプがクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した。

・ワイヤレスチャージャー搭載

身長や好みによって快適に作業できるデスクの高さは異なるが、米国のスタートアップが開発した「AiT Smart One」では連携するスマホのアプリから高さを自在に調整できる。

デスクのコードをコンセントにつなげば電動で動き、微妙な高さ調整も可能だ。加えて、デスクの表面の一部はワイヤレスチャージャーになっていて、デスクワークをしている間にスマホなどの充電もできる。

・アプリにエクササイズメニュー

AiT Smart Oneではさらにユーザーの健康を増進するような機能が充実している。まず1つは、デスク作業時間をモニターする機能。このデスクは座って使用することもできるが、座っている時間が一定に達すると、「そろそろ立った方がいい」とリマインダーがくるよう設定できる。

また、アプリ内には体をほぐすのに使えるエクササイズメニューも用意されていて、デスクワークにありがちな肩こりや腰痛対策に良さそうだ。

そのほかにも、空気の質モニターやアロマディフューザー、Bluetoothライドスピーカーシステム、LEDライトシステムなどもオプションで用意されていて、作業の合間に音楽や香りでリラックスできる。

AiT Smart OneはデスクトップラップトップなどPCを2台は置けるスペースがあり、モニターを使って仕事をするという人のニーズにも対応する。

新型コロナウイルスの影響でテレワークを余儀なくされている人が多かと思うが、これを機に自宅に快適なワークステーションを構築したい人、普段から家でデスク作業することが多いという人は検討してもいいかもしれない。

AiT Smart Oneは搭載機能によっていくつかのバージョンが用意され、高さ調整とワイヤレスチャージャー機能がある最もベーシックなバージョンは449ドル(約4万8000円)、全オプション機能を搭載したバージョンは988ドル(約10万7000円)となっている。

出資期限は5月21日で、今年8月にも発送される見込みだ。

AiT Smart One/Indiegogo