世界的に大ヒット中の漫画「ワンパンマン」の実写映画化がソニー・ピクチャーズにて進行されることが、「Variety」などの報道でわかった。『ヴェノム』(18)を執筆したスコット・ローゼンバーグとジェフ・ピンクナーが脚本を務め、マーベル原作の映画を中心に活動しているアラド・プロダクションのアヴィ・アラドとアリ・アラドがプロデュースを担当する。

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日本のみならず世界中で大人気の「ワンパンマン」は、どんな相手でもパンチ1発(ワンパン)で倒せるスーパーヒーローの“サイタマ”が、やる気がない状態でも倒せてしまう悪との戦いに飽き飽きしたことから、相応しい相手を探していくという物語。

2009年に日本の漫画家ONEがウェブコミックとして連載を始めた「ワンパンマン」は、瞬く間に人気を博し、2012年には集英社となりのヤングジャンプ」にて、ONEの原作と共に村田雄介のイラストでリメイク版が連載開始。シリーズは全世界で累計3000万部以上の売り上げを記録した。

さらに2015年にアメリカの「VIZ Media」から英語版が出版されると、第1巻と第2巻が「ニューヨークタイムズ」の漫画ベストセラーリストにランクインし、最も権威ある漫画賞の一つ、アイズナー賞やハーヴェイ賞にノミネート。その後も人気はとどまることを知らず、現在までに、テレビアニメのシリーズ化や、ビデオゲーム、モバイルゲームの制作がおこなわれてきた。

関係者によると、ソニーはこの作品の人気と、新たなフランチャイズの可能性という観点から、「ワンパンマン」を非常に高く評価しているとのこと。

ローゼンバーグとピンクナーは、『ヴェノム』の大成功を経て、続編『Venom:Let There Be Carnage』(2021年6月25日全米公開)の担当も予定している。世界に名を馳せる名脚本と名スタジオのタッグで生み出される「ワンパンマン」、『ヴェノム』のような新たなヒットシリーズになることも期待したい! (Movie Walker・文/編集部)

大ヒット映画『ヴェノム』の脚本家が「ワンパンマン」実写化を執筆