山梨県の長崎幸太郎知事が、5月分の給与125万円を「1円」とする方向であることが判明。その行動が議論を呼んでいる。

 これは一部新聞社が報道したもので、28日の臨時議会で給与減額の条例改正案を提出し、5月分の給与を1円とする方針。長崎知事はこの措置について、山梨県内の事業者に休業を要請している現状を踏まえ、「我慢の先頭に立つ」のだという。なお、0円にすると公職選挙法の寄付行為に抵触する恐れがあり、しなかったという。

 長崎知事の行動に、「英断だと思うこういう政治家が増えてほしい」「忙しいのに1円は凄い。覚悟は素晴らしい」「パフォーマンスだとしても素晴らしいし、決意の表われ。何もせず偉そうにしている国会議員よりマシ」などと称賛の声が上がる。そして、高須クリニックの高須克弥院長も、自身のTwitterで「こういう政治家を待っていました。私利私欲のない井戸塀政治家を無条件に支持します」と称賛した。

 一方で、ネットでは「知事が1円にしてしまったら、県職員にプレッシャーがかかる。感心しない」「『戦時中の欲しがりません勝つまでは』を実践しているようで気分が悪い。給与を満額もらって山梨県で使うべきなのでは」「全く美談ではない。我慢している様子を見せるのではなく、我慢しなくていい県政をするべきだ」と反対の声が上がる。
 また、脳科学者の茂木健一郎氏も自身のTwitterで、「知事のお気持ちわかりますが、県職員にプレッシャーがかかったりしますし、給与はもらわれて、一部をチャリティに寄付される(決して県職員に圧力をかけない形、例えば匿名で)とかの方が良いのではないでしょうか」と苦言を呈した。

 緊急事態宣言で知事の存在が重要視される中、「給与1円」を標榜し、県民を引っ張ろうとする山梨県の長崎幸太郎知事。勇気ある行動のようにも思えるが、反対する人も多く賛否両論となっている。

記事の引用について
高須克弥のTwitterより https://twitter.com/katsuyatakasu
茂木健一郎Twitterより https://twitter.com/kenichiromogi

茂木健一郎氏