欧米での公共の場でのマスク着用は、普段はその習慣がないためこれまで一般的ではなかったが、新型コロナウイルス蔓延により、今では世界各国でより多くの人がマスクを装着するようになった。
ところが、需要の高まりと共に、市販されているサージカルマスクを入手することは困難になっている。最近では、比較的購入しやすい布製マスクや、手作りのマスクを着用する人が増えてきた。
そんな中、フロリダ州ならではのマスクが販売化される予定だという。フロリダには蛇や野生のワニが多く生息しているが、その革を利用したファッション製の高いマスクである。『CBS Miami』などが伝えている。
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フロリダ州で、蛇の革を用いたマスクを販売予定
フロリダを拠点とする会社『All American Gator』では、爬虫類の革で作られた特別なコロナウイルス対策用のマスクの販売を前向きに検討しているという。
といっても、N95マスクのように医療用のウイルスに対する万全な保護がなされた形で作成されるわけではないが、布マスクの代わりとして着用するのには最適だと企業経営者ブライアン・ウッドさんは話している。
マスク自体は、内側にフィルターとライニングの挿入や除去をできるだけ簡単にするように設計してあります。医療専門家からの需要が高い材料は、できるだけ使用を避けたいと思っているので、できればフィルターの代わりに布の使用を検討しています。
マスクは爬虫類の革を伸ばした低刺激性のソフトシェルシリコンで作成し、一部のみ高度なN95ろ過システムを付属することも考えています。
デザインはまだ初期段階だが既に期待の声も
ウッドさんによると、蛇革マスクは黒、銀、金など様々な色と仕上げを予定しており、ベルクロ留めのバンドで固定されることになるという。
ご存じの通り、フロリダ州は野生の蛇やワニが数多く生息している。
特にビルマニシキヘビ(インドニシキヘビ)においては、フロリダ州エバーグレーズ国立公園の在来種を脅かす侵入種であり、州がロックダウン(封鎖)中でもパイソン(蛇)駆除のエージェントは通常通り営業しているということで、ウッドさんはマスク作成のためにハンティングに意欲的だ。
既に、このマスクを5個や12個などまとめて購入したいと言ってくれている人もおり、もうすぐ地元のハンターから蛇を購入する予定です。
デザインとしてはまだ初期段階だが、それがまとまれば蛇革だけでなく、ワニ(アリゲーター)やイグアナの革も活用する予定だそうだ。
こんな時期でもファッションを楽しみたい人のために
ワニ狩りをして、高級ブランド『エルメス』にかつてそのワニの革を供給していたというウッドさんは、蛇やワニの革を使ったマスク作成に至った理由をこのように話している。
今や人々は自分の顔を覆うことを余儀なくされていますし、この状況は残念ながら私たちが想像したよりも長く続くかもしれません。こんな状況でもおしゃれに過ごしたい人もいるので、当社はそのオプションを提供したいと思いました。
さて、気になる価格だが、現時点では蛇やイグアナの革が使用されたマスクは約90ドル(約9700円)、ワニの革マスクは少し高くなって120ドル(約12900円)ほどで販売される予定になっている。
written by Scarlet / edited by parumo
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