英時間23日、チャールズ皇太子カミラ夫人がスコットランドのバークホール邸の玄関前に現れ、医療従事者や主要労働者に感謝の拍手を捧げた。英国で毎週木曜日夜8時に開催されている「Clap for Carers(介護者へ拍手を)」のキャンペーンで、国民と共に拍手に参加した。24日にも動画を公開し、アジア系英国人への感謝を述べるとともに、南アジア新型コロナウイルスに感染した人への支援活動をローンチすると発表した。

3月新型コロナウイルスに感染しバークホール邸で自己隔離していたチャールズ皇太子。回復後はナイチンゲール病院設立式典へバーチャル参加するなど、元気な姿を見せている。木曜日にはクラレンスハウス公式SNSが動画をアップ。チャールズ皇太子カミラ夫人と並んで主要労働者へ拍手を捧げる姿が公開された。回復後、夫妻が並ぶ姿を見せたのは結婚15周年を祝うツーショット写真以来だ。公開した動画にはこのようなメッセージが綴られている。

「ロスシー公爵夫妻(チャールズ皇太子夫妻のスコットランドでの称号)は、新型コロナウイルスと闘うため最前線で働く医療従事者と主要労働者への変わらぬ支持と感謝を表すため、再び国民の皆様とともに拍手を送ります。ありがとう。」

チャールズ皇太子はブルーのシャツに淡いグレーのジャケットとクリーム色のズボン姿で、ネクタイは締めていない。カミラ夫人はブルーのシャツにダークグレーのジャケット、ネイビーブルーのジーンズ姿だ。動画を見た人々からは、感激のコメントが寄せられた。

カミラ夫人はいつもドレスアップしているけれど、ジーンズ姿もとても可愛いわ。それに快適なのよね。」
「ありがとう。2人とも素敵よ。お元気でいて下さい。」
カミラ夫人のジーンズ姿を見ることができて、嬉しい。」

クラレンスハウス公式SNSは24日、チャールズ皇太子がパトロンを務めるブリティッシュ・アジアン・トラスト(British Asian Trust/BAT)を通じて、英国の医療最前線で働くアジア系英国人へ感謝を伝える動画を公開した。英国の国民保健サービスNHS(National Health Service)病院における医療従事者の10%はアジア系英国人であり、彼らの多くが新型コロナウイルス感染により命を落としている。

「現在の公衆衛生上の危機は、我々全員が直面している問題です。あらゆる地域社会で、そして世界のあらゆる地域で起こっているのです。」
「英国では、この危機に対応するためアジア系英国人のコミュニティが重要な役割を果たしていることを理解しています。」
「NHS(国民保健サービス)とほかの主要労働者の方達。素晴らしい仕事を成し遂げているボランティアの皆様。寺院、モスクグルドワラ(シーク教寺院)による地域の取り組みなどにより、すべての地域のすべての住民へのサポートが行われています。」

動画でチャールズ皇太子は、ブリティッシュ・アジアン・トラストを通じてインドパキスタンスリランカバングラデシュ新型コロナウイルスに感染した人々への寄付金と支援活動を行う「COVID-19 Emergency Appeal」をローンチしたと発表している。

画像は『Clarence House 2020年4月23日付Instagram「#ClapForOurCarers」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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