リヨンジャン=ミシェル・オラス会長が、今夏のビッグクラブ行きが噂されるU-21フランス代表MFフセム・アワール(21)の去就に関して言及した。『Get French Football News』が伝えている。

リヨン生え抜きの万能型MFは、今季ここまでの公式戦37試合9ゴール7アシストと、チームの攻撃を牽引。とりわけ、昨シーズンからチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦やユベントス戦など、ビッグマッチでの存在感が際立っており、国内外の強豪クラブの目を惹く結果となっている。

これまでは有力候補のユベントスを初めアーセナルパリ・サンジェルマン(PSG)などの名前が挙がってきたが、フランス『RMC Sport』は24日にマンチェスター・シティの参戦を報道。

同メディアによると、シティは新型コロナウイルス(COVID-19)による混乱が収束したタイミングでクラブ間での正式な交渉をスタートさせるという。

コロナ禍によって財政面の影響も想定される中、リヨンファンにとっては今夏の主力の流出が懸念されるところ。だが、オラス会長はクラブ公式チャンネル『OLTV』のインタビューにおいてアワール本人の意思を含め、クラブが売却に動くことはないと主張している。

プレーヤーの決定は常に最も重要なことだ。プレーヤーの希望に反して、無理にクラブに留めておくことは合理的ではない」

「そして、フセムからクラブを去りたいという希望は聞いたことがない。したがって、我々は多くの関心があるとしても、彼を残留させるつもりだ。また、現時点でいかなる話し合いも行われていない」

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