―[絶対夢中★ゲームアプリ週報]―


 新型コロナウイルスの影響で外出ができず、部屋を整理したり、何年も放置していた物置を片付けたり……といった人も多いと聞きます。そんなとき昔のおもちゃが出てきてつい遊んでしまう、というのはあるあるではないでしょうか。

 もし、ファミコンカセットを見つけたら、そのカセットプレミアが付いているかもしれません。今回のコラムはファミコンプレミアソフトを紹介します。

 特に高値が付いているのは、下記のような当時大会の賞品や懸賞でもらえた限定ものでこれは本当に貴重。

・公式大会の賞品として贈られた『キン肉マン マッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジ』(市場価格80万円程度)
・抽選で限定600本の『タッグチームプロレスリング スペシャル版』(市場価格10万円程度)
カップ焼きそばコラボした『グラディウス アルキメンデス編』(市場価格8万円程度)


 とはいえ、このあたりの超レアものは持っている人も少ないと思うので、今回のコラムでは普通に発売されていたファミコンカセットのなかでプレミアがついているものを5本ピックアップ。大掃除が思わぬ臨時収入につながる!?

◆『サマーカーニバル’92 烈火』(ナグザット)市場価格3万~5万円以上

『サマーカーニバル’92 烈火』は1992年に発売された縦シューティング。発売元が開催した1992年ゲーム大会の正式タイトルとして開発されました。ファミコン末期で生産数が少なく、発売当時は評価も低かったものの、今では時代を先取りし、ハード能力の限界に挑んだ先駆作と言われています。

◆『ギミック!』(サンソフト)市場価格3万~5万円以上

いっき』のサンソフトファミコン末期の1992年に放った隠れた名作スクロールアクション主人公の「ゆめたろー」を操作し、さらわれた女の子を救いにいきます。ファンシーな見かけに似合わず歯応えある仕掛けが満載。レトロゲーム専門誌などで紹介され、人気化したようです。

◆『メタルスレイダーグローリー』(HAL研究所)市場価格1万5000~3万円程度

 任天堂の社長となった岩田聡さんが在籍していたHAL研究所が、長年かけて開発したコマンド式のSFアドベンチャーカセットに大容量ロムと特殊チップを採用し、ファミコンとは思えない美麗なグラフィックヒロインたちとメカを描画しています。ジャンルが地味で流通量も少なくプレミア化。ファミコンのレアソフトの代名詞となっています。

◆『悪魔城ドラキュラファミコン版)』(コナミ)市場価格3万~5万円以上

悪魔城ドラキュラ』は言わずと知れたゴシックホラーアクションの名作で、1986年ディスクシステムで発売されました。プレミア化しているのは1993年リリースされたファミコン版。EASYモード追加など多少の違いはあるものの、基本的にはディスク版と同じ内容。こうしたのちにカセットで出し直されたパターンは、『バイオミラクル ぼくってウパ』『もえろツインビー』などレアになっているものが多いです。

◆『ドラゴンズレア』(エピックソニーレコード)市場価格1万~2万円程度

ドラゴンズレア』はアメリカ発のアーケード向けアクション。日本では1991年ファミコン移植版が発売されました。難度が高く、スタート地点の城門すら越えられないバカゲーぶりが、ある意味カルト的な人気を呼び、プチプレミア化しています。しかも、この3月に唐突にNetflixの公式ツイッターが実写映画版を制作中とツイート主人公は『名探偵ピカチュウ』の声のライアン・レイノルズと交渉中ということで、実現すればさらに値上がりも!?

 ほかにも意外なカセットが高くなっているケースもあるので、ぜひ探してチェックしてみてはいかがでしょうか。マジックで名前が書いていないといいですね(笑)

※市場価格は箱・説明書の有無や状態によっても大きく変わります

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン

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