ダウンタウンと言えば、ウッチャンナンチャンとんねるず、B21スペシャルたちと1980年代に漫才ブームを起こし「お笑い第三世代」と呼ばれるが、そのなかでも多くの若手芸人から目標とされる存在だ。松本人志がボケ、浜田雅功がツッコミという漫才の基本スタイルは『ダウンタウンDX』などコンビでMCを務めるバラエティ番組でも見られる。しかし単独でMCを務める場合はそれぞれのスタンスに違いがあるようだ。

ダウンタウンがMCを務めるフジテレビ系トークバラエティ番組『ダウンタウンなう』の4月24日の放送で、タレントの山口智充をゲストに迎えた。同じ吉本興業に所属しながらほとんど会う機会がなく、およそ10年ぶりの共演に「ぐっさんや!」、「ダウンタウンさんや!」とトークのテンションが高まるのも早かった。

山口智充がお笑いコンビ・DonDokoDonについて、事実上活動していないが「まだなんもしてへんやつが『解散』というのもおこがましいので発表はしていない」と真相を語るなど「本音でハシゴ酒」らしいトークが聞かれた。

そんななか、山口が最近のバラエティ番組について「出演者が多すぎるのではないか。面白い芸人もたくさん出ているのにひな壇の後列に座っており、最前列にはドラマのプロモーションで出演した役者陣が座る。それだけの顔ぶれがVTRを見ながらワイプで抜かれるだけで、ちょっとコメントして終わるのはもったいない」と訴えた時のことだ。

飲み仲間ゲストで出演した神田愛花が、MCやメインを務めるバラエティ番組を持つダウンタウンに「いっぱい芸人さんがいるのと少ないのとどっちがやりやすいですか?」と投げかけた。

まずは松本人志が、「えーっどうやろ?」と首をひねりながら「俺はやっぱり少ない方がいいかな~」と答えた。松本は『ワイドナショー』(フジテレビ系)でメインコメンテーター、『松本家の休日』(朝日放送)で松本家のメイン・お母ちゃん役、『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)で3代目局長としてレギュラーを務めるほか『M-1グランプリ』や『人志松本のすべらない話』などの特番がある。

一方で浜田雅功は、ロケスタイルのバラエティ番組『浜ちゃんが!』(読売テレビ)や『ごぶごぶ』(毎日放送)、スタジオトークでMCを務める『プレバト!!』(毎日放送)や『そんなコト考えた事なかったクイズトリニクって何の肉!?』(朝日放送)そしてスポーツをテーマにしたトークバラエティ番組『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)にレギュラー出演するほか『芸能人格付けチェック』などの特番がある。

浜田は「芸人がおって助かる部分も当然ある。あんまり一組だけ長いことしゃべられても、それを切って次に行ってということは大変」だという。ゲストの多い番組を持つだけに、松本とは進行するイメージが違うようだ。

さらに浜田の場合はアスリートと共演する番組について「ああいう元々しゃべられん人間の方がやりやすい。笑いをとろうともしないし、振った時だけしゃべってくれる」「なんとかしゃべらさなあかんっていう作業の方が面白い」との趣旨を話していた。

ダウンタンがそのような本音を口にしたのも、山口智充が腹を割っていろいろなことを明かしたからだろう。Twitter上では視聴者から「ぐっさん出演のダウンタウンなう。 俺にとって嬉しさしかない!! そして本音ではしご酒ってタイトルがピッタリな内容だった」、「珍しく松っちゃんが後輩に遠慮してたイメージ。芸人としての偉業は松っちゃんの方が上だが、芸能人としての完成度はぐっさんかと認めざるを得ない雰囲気がそうさせるのだろうか」という声が見受けられた。

画像2枚目は『【公式】ダウンタウンなう 2020年4月24日付Twitter「今夜9:55~放送『ダウンタウンなう』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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