ミランは、フランス人DFテオ・エルナンデスの引き抜きを狙うパリ・サンジェルマンPSG)に対しての牽制を行ったようだ。26日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 今季ミランに2000万ユーロ(約23億円)とみられる移籍金で加入したT・エルナンデスは、公式戦25試合に出場し6ゴール3アシストと主に攻撃面で強烈なインパクトを残すことに成功。前所属のレアル・マドリードではブラジル代表DFマルセロの壁に阻まれ出番を得ることのできなかった22歳だが、移籍を機に再びメガクラブからの注目を浴びる存在となっている。

 報道によれば、PSGは今夏移籍する可能性が高いフランス人DFレイヴァン・クルザワの後釜としてT・エルナンデスの獲得を狙っている模様。しかしミランは、PSGに対し最低でも6000万ユーロ(約70億円)の移籍金が必要になると通告し、徹底抗戦の構えを貫くようだ。1シーズンで自身の価値を3倍にも跳ね上げた攻撃的左サイドバックは、来季どのクラブでプレーすることになるのだろうか。

ミランでプレーするT・エルナンデス [写真]=Getty Images