3フロアの中で最も広い2階に位置するLDK

経年変化した味わいのあるものが好き、というYさん。東京都中野区の賃貸マンションに住みながら、同じ中野エリアリノベーション前提の中古一戸建てを探していたそう。理想の物件が出るまで数年待ち、今の住まいが手に入ったのが2012年のこと。平成6年築で延床面積は約154平米、3階建ての集合住宅でした。

各フロアにうまく機能を振り分けた、メリハリのある住まいになりました。

元集合住宅をまるごとリノベ、一軒家として暮らしたら快適でした

暮らしのメインフロアは2階に

フローリングの廃材で造られたダイニングテーブル

夫妻がリノベのデザインを依頼したランドスケーププロダクツは、夫妻がもともと好きだったインテリアショッププレイマウンテン」を運営する会社です。「収納をはじめ、家の話はそんなにしていないのに、設計担当の方と食事をしながら語り合った中から、私たちの嗜好や理想の暮らし方をくみ取って具現化してくれました」と夫。

「資源を無駄にせず生かす」というランドスケーププロダクツの考え方に共感し、ダイニングテーブルフローリングの廃材で造作。既存の建具やダウンライトなども、積極的に再利用したそうです。

明るく開放的なLDK

明るく開放的なLDKは、3フロアの中で最も広い2階に位置します。木や天井の鉄骨、キッチンのステンレス、LDK 入り口の扉のガラスなど、異素材の組み合わせは夫妻のお気に入りです。

ナラ無垢フローリングの床

LDKをはじめ、洗面室やトイレクローゼットの中まで、床はナラ無垢フローリングで統一されています。経年変化による色落ちが起きても、ミツロウで手入れをすればあっという間にきれいな姿に。「だから木はいいよね」と夫。

大容量のキッチン収納

料理好きの妻が愛用する様々な調理器具や器がしっかり収まるように、キッチン収納はたっぷり確保。

個性豊かな植物たち

広いLDKをより魅力的に見せている理由の1つが、そこかしこに飾られた個性豊かな植物たち。気に入ったものに出会うたびに増えているとか。

1階はシャワーブースも備えた夫の趣味フロア

1階玄関と2階をつなぐ階段

既存では玄関が2階にあり、外階段を利用するつくりでしたが、玄関は1階に移動。

玄関だった名残がある階段ホール

階段の途中の壁には、玄関だった名残が見られます。

自転車がディスプレイされた1階の土間

以前はオフィスだった18平米の1階は土間に変更し、夫の趣味空間に。フローリング材を張った壁には、自転車などをディスプレーするように配置。

靴を収納したオープン棚とシャワーブース

オープン棚にはぎっしりと靴が並び、サーフボードやウェットスーツを洗えるシャワーブースまで備えています。

土間の奥は天井まで収納できる倉庫

土間の奥には、天井まで効率よく収納ができる倉庫を設け、夫のサーフィン用品や靴などを収納しています。以前の家ではサーフィン用品をバスタブで洗っていたため、サーフィン帰りに1階だけで片付けや手入れ、収納まで完結できるのはとても快適だそう。

3階は個室が並ぶ癒しのフロア

3階にある寝室

3階にある寝室。中央のローテーブルは、なんと未使用のバーベキューコンロです。

床がヘリンボーン張りの書斎

3階には寝室のほか、夫の書斎、ゲストルームとして使っている予備室など個室を中心に配置。個室はすべてフローリングの張り方が異なり、寝室はパーケット張り、夫の書斎はヘリンボーン張り、予備室は乱尺張りに。それぞれ豊かな表情が楽しめるようになっています。

大容量のウォークインクローゼット

書斎の向かい側にある大きな引き戸を開けると、夫の洋服がぎっしり、かつ美しく収まるWICが現れます。衣装持ちの夫に大容量のクローゼットは欠かせなかったといいます。

3階の北側にあるサニタリー

3階は北側斜線にかかり片側の天井が斜めになっているため、北側にはトイレとWICを配しました。

淡いブルーグレーに塗装したサニタリーのドア

トイレや個室の建具は既存を利用し、淡いブルーグレーに塗装してやさしい印象に仕上げています。

ちなみにこちらの取材・撮影を行ったのはリノベしてから約7年後。無垢フローリングやダイニングテーブルなどは経年変化して、ますます愛着が出てきたところなのだそうです。

デザインランドスケーププロダクツ
撮影/山田耕司
※情報は「リライフプラスvol.34」取材時のものです

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