トップ画像は、鶴見市場駅下りホームに停車する普通浦賀行を品川側の踏切から撮ったカット。この日は【駅ぶら】撮影3日目。この時既に16時半をまわっていて明るさは限界でした。この日のほぼ最後に撮った写真です。上り線レールの反射、上りホームの形状、車両の傾きが妙にバランスしていて、個人的には今回の京急線で最も気に入っている1枚です。残念なのは架線がトンでしまっていることかな。

鶴見市場駅上りホームです。浦賀方面を見ています。まだ西日が下りホームの上屋に当たっています。

同じ位置から品川方面。トップ画像を撮った踏切が見えます。

駅名標。1905年(明治38年)市場駅として開業しました。地図で見ても駅周辺には特に大きな市場が見当たらないので不思議に思いました。京急さんのホームページには「駅名の由来は、開業当時の地名から名付けられたもの。その地名は昔、駅付近に海があり、漁業や製塩業で生計を立てる人が多く、天文(1532~1554年)のころ海産物の「市」が開かれるようになったため付けられたといわれている。」とありました。納得です。1915年(大正4年)八丁畷駅が開業したことにより初代市場駅は廃止されますが、翌1916年(大正5年)地元の要請で230m浦賀駅側に寄った現在の位置で再開業。1927年昭和2年)には鶴見市場駅に改称。1983年昭和58年)橋上駅舎になり、ホーム有効長も8両編成対応に伸ばされました。

橋上駅舎の改札口です。改札外の右側に空の店舗がありました。

これがカラッポの店舗。造りは駅の売店というよりもコンビニっぽいです。

西側の駅出入口。エレベーターが奥にあります。

踏切を渡って東側に行きます。

トップ画像と同じ位置から。こちらの方が時間的に早いのでまだ西日が射しています。

東側の駅出入口、手前が階段になっています。エレベーターもありません。バリアフリーは西側です。

西側に戻って旧東海道方面に商店街が続いていますがイマイチ勢いはないかも。

東海道に当たって、正面に熊野神社があります。近所のおばちゃま二人が熱心に立ち話中。信号数回分待ってみましたが話は終わる気配がありません。邪魔しちゃ悪いので駅の東側に戻りました。

東側は元商店街という佇まいでした。第一京浜に出るまでに数軒の店舗があった程度でした。

もう一度熊野神社まで戻ってみましたが、夕暮れになってきてもおばちゃまたちは熱心にお話し中。暗くなってきたので諦めて今日の撮影はアップしました。この日は13駅まわって流石にヘロヘロです。

改札口の横には京急Stがありました。空の店舗が、宙に浮いている理由でしょうか。

続きは、明日出直して鶴見市場駅の旧東海道など撮影したいと思います。

【駅ぶら03】京浜急行29 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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