限られた面積の中で自宅のインテリアをどのように装飾するのかは、どうぶつの森』シリーズにおける最大の悩みどころだ。そんなシリーズの最新作あつまれ どうぶつの森で、プロのインテリアデザイナーが島民たちにアドバイスを送るという有意義なイベントが開催されている。

 この企画はNetflixで配信されている人気番組『クイア・アイ』の一環で、番組の公式Twitterアカウントを通じて実施されている。同番組はさまざまな分野に精通した5人のゲイ男性「ファブ5」が、その能力とキャラクターを生かして悩みを抱える相談者の人生を変えるべく奔走するリアリティ番組。今回の企画でアドバイスを送るのは、ファブ5のひとりでありインテリアデザイナーとしても活躍するボビー・バーク氏である。

(画像は「クィア・アイ」公式Twitterアカウントより)

 バーク氏は投稿された画像に「すばらしい!」や「すごくかわいい!」と賞賛する一方で、必要とあればプロの目線で家具の位置を変更するようにと的確なアドバイスを送っている。

 たとえば、ミニマリストとしても知られている氏だが、物が多すぎる家にはNetflixのお片付けをテーマにした番組『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』を引用し、物を減らすよう助言した。

 その一方で、ユーザーの相談した物件に物が少なすぎる場合には、「もっと快適な部屋にするときが来ました!」と伝え、ベッドを良いものにしてより家具を置くようにと、自分らしい部屋にするようアドバイスしている。

 氏は必要な物だけがある部屋を構築するスペシャリストだが、すべての物をなくしたいわけではない。近藤氏の提唱する「ときめく物だけ手元に残す」という考え方に近い。

 それ以外にも、カブで満載の部屋を持つ相談者に「エントランスに照明を置いて、もっと明るくしましょう。カブが高く売れると良いね!」と、ゲームの内容も織り交ぜたアドバイスを送っている。

 また、「私の家はとても恥ずかしい……」というツイートには、番組のアカウントが「そのためにボビーがいます!」と励ましている。相談者はその後自身の家のスクリーンショットアップロードしてアドバイスを求めている。記事執筆時点でバーク氏のリプライは付いていないが、今後なんらかのアドバイスが付くことだろう。

 Netflix番組『クイア・アイ』は、ファブ5が単に各業界のプロフェッショナルとしてターゲットの人物をオシャレにするだけでなく、その人のライフスタイルや悩み、問題などについて真っ向から話し合うのが魅力だ。悩みを持つ人を内面から良いものにしようとする真摯な姿勢と、つとめてポジティブに人の背中を押す後味のよさが、人気の秘訣となっている。

 今回の企画ではかなりたくさんの相談が寄せられているが、バーク氏は番組同様に親身に答え続けている。『あつまれ どうぶつの森』のインテリアコーディネートにプロがアドバイスをくれる機会は滅多にないだろう。英語で書く必要があると思われるが、アドバイスが欲しいという方はハッシュタグ「#QExAC」をつけて、番組のツイートに部屋のスクリーンショットをリプライで送ろう。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros