今回、腸内環境が気になる20~70代の男女を対象に、腸内環境に関する意識と対策の実態に関する調査を実施。調査の結果、自身の腸内環境を「(どちらかというと)悪い」と感じている人は全体の63.7%にのぼった。原因として挙げられた項目では、運動不足が55.4%、ストレスが52.0%、加齢による腸の衰えが42.3%と多かった。こうした中、改善のための対策では、「食事の内容に気をつける/腸に良い食品・飲料をとる」が55.5%で最も高かった。

概要
◆今回、腸内環境に関する意識と対策の実態を明らかにすべく、『腸内環境が気になる20~70代の男女624人』を対象にアンケート調査を実施した。

◆その結果、10,000人を対象とした事前調査では、57.4%の人が自身の腸内環境について「(どちらかというと)気になる」と回答した。さらに、そこから本調査の対象者として抽出した624人に腸内環境の状態について聞いたところ、63.7%の人が自身の腸内環境を「(どちらかというと)悪い」と感じていることがわかった。これを2016年に行った前回調査の結果と比較すると、腸内環境が気になる人の割合は3.0ポイント、自身の腸内環境を「(どちらかというと)悪い」と感じている人の割合は4.8ポイント上昇している。

◆腸内環境が悪い(悪くなっている)原因として多く挙がったのは、「運動不足」(55.4%)、「ストレス」(52.0%)、「加齢による腸の衰え」(42.3%)であった。このうち「ストレス」に関しては、出現率が2016年から15.7ポイント増加しており、以前よりも腸内環境の悪化要因として考える人が増えている。

◆腸内環境のために行っている対策としては、「食事の内容に気をつける/腸に良い食品・飲料をとる」が55.5%で最多となり、「ヨーグルト」や「納豆」、「野菜類」などの食品を意識的に摂取している人が多かった。また、これらの食品は腸内環境のために意識的に摂取している成分((1)動物性乳酸菌、(2)植物性乳酸菌、(3)食物繊維)と相関性が見られた。

◆腸内環境に対する意識については、「腸内環境が良ければ健康を保てる」と考える人が全体の9割弱を占め、ほとんどの人が腸内環境と全身の健康の関わりを認識していることがわかった。なかでも、「善玉菌」に関しては、「免疫力」に対する健康効果が広く浸透しており、腸内環境との結びつきを理解している人が多い。一方で、「善玉菌と小腸・大腸の関係」や、「善玉菌と食物繊維の関係」、「生菌・死菌の働き」などについては認知度が5割以下となり、あまり理解が進んでいない様子が伺えた。

◆今後の腸内環境の対策意向は非常に高く、9割以上にのぼる。対策したい理由としては「排便/おなかの調子を良くしたいから」「体の調子を良くしたいから」「免疫力を上げたいから」「大腸がんなどの病気になりたくないから」などが多く、それぞれ5割以上の出現率となった。このうち、「免疫力を上げたいから」については、 2016年から出現率が9.9ポイント増加しており、女性の中高年層や健康に関心の高い「健康追求タイプ」を中心にニーズが高まっている。

◆当レポートでは、20~70代の男女の排便の実態や、腸内環境対策の実態、対策商品の摂取経験、腸内環境に対する意識、今後の対策意向などを調査。性別、世代別に加えて、「ダイエットタイプ」「不摂生タイプ」「アクティブ腸活タイプ」「エイジングタイプ」「便秘解消タイプ」「健康追求タイプ」の6つのクラスターでも分析し、腸内環境対策におけるユーザーのニーズを明らかにしている。

【調査内容】
◆排便の実態
◆腸内環境が悪いと感じる時の症状
◆腸内環境のための対策
◆対策商品の認知度と摂取経験
◆腸内環境に関する意識
◆今後の腸内環境の対策意向





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